Microsoft が20GW以上の再生可能エネルギーを契約中

2030年までにデータセンターをカーボンニュートラルに

Microsoftが20GW以上の再生可能エネルギーを契約していることが、明らかになりました。

現在、Microsoftは5GW以上の容量のデータセンターを稼働中であり、今後6カ月で1GWのサーバー電力を追加し、2025年前半には1.5GWの新しいデータセンター容量を追加する見込みであるとのことです。

同社はまた、OpenAIと共同で1000億ドル規模の「Stargate」スーパーコンピューターの開発を検討しています。2030年までにフル稼働すると、それだけで5GWを消費する可能性があります。

電力購入契約(PPA)は多くの場合、プロジェクトの開発に資金を提供するため、10年という長期契約も珍しくありません。

今年初め、MicrosoftはQcellsからPPAで約9.5GWの太陽光パネルを調達すると発表しました。契約期間は 2032年までにおよび、毎年1.5GWの容量を追加するとのことです。

DCDの独自取材によれば、Microsoftはデータセンター用のSMRとマイクロリアクター戦略を構築するため、原子力の専門家を雇おうとしています。また、2028年までに核融合発電を調達するため、Helion Energyと投機的エネルギー契約を締結しました。

同社は、2030年までにカーボンニュートラルを、それ以降はカーボンマイナスを目指すという誓約の一環として、カーボン削減に多額の投資を行っています。

Microsoftはカーボン除去の費用として、ClimeWorksに1万1,400トン、 Running Tideに1万2,000トン、 Carbon Streamingに年間1万トン、そして Heirloomに約30万トンを支払っています。また、データセンターで炭素回収を行うというアイデアで特許を取得しています。

DCDは先日、 AlphabetのX、ならびにMetaがデータセンターでのdirect air capture(DAC)を検討していることを独占的に報じました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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