Appleがアイオワ州Waukeeにデータセンターを開設

当初の計画から4年遅れで稼働

Appleは、アイオワ州Waukeeの新キャンパスに最初のデータセンターを立ち上げました。

同社はDes Moines Registerの取材に対し、Waukeeにあるデータセンター1棟が稼働を開始し、iCloud、App Store、Apple Music、iMessageといったAppleのサービスを利用する北米ユーザーをサポートしていることを明らかにしました。

このプロジェクトは2017年から計画されており、その後も定期的な遅延に悩まされています。

同社は2017年に初めてその意向を発表し、当時は2020年に施設を稼働する予定だったと述べていました。

ある時点でプロジェクトのスケジュールは2022年8月に変更されましたが、2019年にアイオワ州経済開発局に、施設の完成期限をさらに5年延長し、完成時期を2027年8月に延期するよう要請しました。

2021年4月、同社は最初に発表されてから4年以上が経過し、当初予定されていた操業開始から1年後に、施設が設計段階に入ったこと発表しました。

同社は2022年2月、ようやくProject Morganの計画許可を申請し、翌月から本格的な建設工事が始まりました。

この施設は当初、40万平方フィート(37,000平方メートル)のデータセンターで、投資額は13億ドルと発表されていました。提出された計画では、Hickman Roadの敷地内に315,773平方フィート(29,300平方メートル)のデータセンタービル1棟と、63,349平方フィート(5,600平方メートル)の管理棟、10,511平方フィート(975平方メートル)のメンテナンス棟、合計2,210平方フィート(200平方メートル)のネットワーク配信ビル3棟が建設されています。

2,000エーカーの敷地内には今後、最大5棟のデータセンタービルが建設される予定ですが、敷地計画の追加承認が必要となります。同様の設計を想定した場合、同キャンパスのデータセンター施設の総面積は、約190万平方フィート(17万6,000平方メートル)に達する可能性があります。

同社は現在、米国、デンマーク、中国で7つのデータセンターを運営しています。

同社は、長年Google Cloudの顧客であり、同プラットフォームの最大のストレージ顧客であると考えられています。2019年には同社が、Amazon Web Servicesに毎月3,000万ドル以上を支出していると報じられました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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