ブラジルの地方自治体がScalaのAIシティデータセンターキャンパスを法律で支援

都市ゾーニングの範囲を拡大し、手続きを簡素化する新法律

ブラジルのリオグランデ・ド・スル州エルドラド・ド・スル市は、ScalaデータセンターAIシティ建設を許可する法案を可決しました。

DCD Brazilが最初に報じたところによると、同法案は都市ゾーニングを変更し、事業者「メガコンプレックス」の手続きを合理化するとのことです。都市ゾーニングの範囲は、建設予定地まで拡大される予定です。

同法案は12月3日に承認され、18日に署名されました。

「Scala AI City」と名付けられたこのプロジェクトは、今年9月に初めて発表されました。初期投資額は実質30億ドル(4億9,000万米ドル)で、54MWの発電能力を提供し、約3,000人の間接・直接雇用を創出する予定です。

プロジェクトに対する投資額は500億ドルに達する可能性があり、すべてのフェーズが完了すれば、キャンパス全体で4.75GWの容量になると予想されています。

同キャンパスの設置は、再生可能エネルギー分野など、同州にプラスの経済効果をもたらすことになります。

同州の経済開発長官Ernani Poloは、次のように述べています。「風力発電所の導入をさらに加速させることができ、これは州にとっても重要なことです。なぜなら、風力発電所は、Scalaのプロジェクトが拡大するにつれて増加するエネルギーを生み出し、需要を満たすために、ここで行われる投資だからです。」

リオグランデ・ド・スル州政府は、再生可能エネルギーの供給に関心を示す同部門の企業があると付け加えました。

8月、ScalaはSerena Energiaへの投資を発表し、同社のプロジェクトに風力資源を供給することを決めました。

DigitalBridgeがブラジルのIT企業UOL Diveoから施設を買収した後、2020年に設立されたScalaは、ブラジル、チリ、メキシコ、コロンビアのハイパースケールデータセンターに約16億ドルを投資してきました。

同社は、今年初めに5億ドルの融資を受けました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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