
韓国の国営データセンターでバッテリー火災、政府サービスが停止
首相が継続中の火災への対応を要請
韓国の国営データセンターで火災が発生し、約70の政府サービスが停止しました。
火災は韓国中部・大田(テジョン)市にある国家情報資源管理院(National Information Resources Service)で、午後8時20分頃にリチウム電池による火災が発生したと報告されました。
現場には消防士73人と消防車70台が出動し、1人が顔と腕に1度の火傷を負ったと報告されています。
金民錫(キム・ミンソク)首相は、火災の鎮火に向けてすべてのリソースを動員するよう指示し、内務省に対して迅速な復旧作業を求めました。
現在、政府のメールシステムは使用できず、複数の政府ウェブサイトもオフライン状態です。苦情や請願を受け付けるオンラインプラットフォームも機能していません。
なお、2022年にも韓国・板橋(パンギョ)にあるSKグループのビルでリチウムイオン電池の火災が発生し、KakaoとNaverのデータセンターが影響を受けました。
この火災では、KakaoTalkメッセージサービスが長時間停止し、韓国国民の大多数が利用する事実上の国家通信インフラが麻痺しました。
その後、韓国警察はSKグループとデータセンターの事務所を家宅捜索し、政府はデータセンターに対する安全訓練の実施を義務化しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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