Amazon、オーストラリアのデータセンターCO2排出量の公表を阻止するために申請
「既に400社以上の企業が排出量とエネルギーに関するデータを公表している中で」
Amazon(AWS)は、オーストラリア政府の CER(クリーンエネルギー規制当局) に対し、2017~18会計年度のデータセンター の温室効果ガス 排出量とエネルギーデータを公表しないよう申請しました。
ABCが入手した文書によると、Amazonは自社の排出量データを明らかにすることが競合他社に「企業秘密」を暴露することになる可能性があると主張しています。
“企業秘密”
文書の詳細は改訂されましたが、そのアプリケーションに含まれる情報の公開が、Amazonの企業秘密や「商業的価値の問題」が明らかになり、 市場競争力に悪影響を及ぼし、正当な利益に影響を与える可能性があるとしています。
企業秘密は、エネルギー使用量と情報を減らす方法に関する戦略を含む「企業の取り組み」であり、技術ではない、とAmazonは主張しています。
すでに公開されている2017 – 18会計年度の企業の排出量およびエネルギーデータリストには、400を超えるオーストラリアの企業の排出量データが公開されています。同社がシドニーで3つのアベイラビリティーゾーンを運営しているにもかかわらず、Amazonのデータはこのリストに含まれていません。
2017 – 18会計年度中に少なくとも50キロトン(50 m kg)の温室効果ガスを生成した企業には、CERを通じた排出量とエネルギーの公表が必須です。
IBMとNextDCは、この期間 オーストラリア国内でそれぞれ約49,800と184,000キロトンの二酸化炭素(CO2)換算排出量を報告しました。オーストラリア国内で既に16のデータセンターを運営しているEquinixも、このリストに記載されていません。
NextDCは、自社の運用による排出量は相殺していますが、ホスティングしている企業では相殺していません。
同社のM1メルボルン・データセンターは、NABERSの5つ星の環境パフォーマンス評価を受けた最初の施設です。NABERSは、エネルギー効率、温室効果ガスの強度など、施設が気候に及ぼす全体的な影響を測定するオーストラリア国内の評価システムです。
今年初めに発表されたGreenpeaceのClicking Clean Virginiaのレポートによると、Amazonは 「再生可能エネルギー 100%で米国バージニア州内のデータセンターに電力を供給する」という公約を破っているという。
Amazonはこの報告書の調査結果に異議を唱えています。が、Greenpeaceは、バージニア州でのAWSのエネルギー消費量全体のうち 再生可能エネルギー によるもの はわずか12パーセントだと主張しています。
Data Center Dynamics
真実が気になりますね。。
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