Googleが1,600MWの再生可能エネルギーを購入
史上最大の、企業による再生可能エネルギーの購入
Googleは、合計1,600MWに上る18件の新しい 再生可能エネルギー 契約を発表しました。
この史上最大の取引により、Googleの風力および太陽光発電契約のポートフォリオ全体は5,500MWになります。
膨大な電力
米国では、Googleはノースカロライナ州(155MW)、サウスカロライナ州(75MW)、テキサス州(490MW)の太陽光発電所から合計720MWのエネルギーを購入します。南米では、チリのデータセンターに供給するグリッドに対し125MWの 再生可能エネルギー を購入します。
ヨーロッパでは、フィンランド(255MW)、スウェーデン(286MW)、ベルギー(92MW)、デンマーク(160MW)で合計793MWの再生可能エネルギーを取得します。
同社は、既存の再エネ施設から購入するのではなく、新しいプロジェクトの開発につながる長期的な購入契約のみを行うと述べています。その投資額は明らかにされていないが、今回発表された18件の取引は20億ドル以上の新エネルギーインフラ施設の建設に拍車をかけると述べています。
「今回の再生可能エネルギーの購入は、その規模の大きさが注目に値するだけではありません。」とGoogle CEOのSundar Pichai氏はブログ投稿で述べています。
「これまで、米国での再生可能エネルギー購入の多くは風力でしたが、太陽光発電コストの低下(過去10年間で80%以上低下)により、太陽光の利用はますます費用効率が高くなりました。 」
「一方、チリでの取引は、太陽光と風力発電を組み合わせたハイブリッドテクノロジーとしての弊社の初の取引です。風はしばしば太陽光とは異なる時間に吹くので、それらをうまく組み合わせることで、チリのデータセンターに日々多くの電力をカーボンフリーの電気で賄う事ができます。」
Googleの土地でも
Googleは今週、欧州でのデータセンターの拡張に向けて今後2年間で30億ユーロ(33億ドル)を投じる予定であるとロイターが報じ、注目を集めました。
フィンランドでCEO Sundar Pichai氏がした約束は、実際にはそれほど目新しいものではないようです。今年の初め、同社はオランダのデータセンターに11億ドル、 フィンランドのハミナデータセンターに6億7000万ドル の投資を約束しました。同社は現在、デンマークのフレデリシアに6億9000万ドル規模の施設を建設中です。
Googleはこれ以上の情報は提供せず、スウェーデンに所有する109ヘクタールの土地、あるいは11億ドル規模のプロジェクトになる可能性があるルクセンブルクの農地での計画についての詳細は説明しませんでした。
Data Center Dynamics
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