Anthropic、生成AIモデルの学習にGoogle TPU v5eチップを使用
Anthropic社は、自社のClaude大規模言語モデル(LLM)を含む生成AIモデルの学習に、最新のTPUチップを「大規模に」使用する計画を立てています。
Googleを投資家として数える同社は、GoogleのカスタムAIチップファミリーのv5eを使用する予定とのことです。この最新チップは現在、Google Cloudで一般に提供されています。
Google CloudのThomas Kurian CEOは次のように述べています。「このAnthropic社とのパートナーシップの拡大は、長年の協力関係の上に築かれたもので、AIをより多くの人々に安全かつセキュアに提供し、最も革新的で急成長しているAIスタートアップがGoogle Cloud上でどのように構築しているかを示す新たな一例となるでしょう」
Googleは2022年後半にAnthropicの株式の10%を3億ドルで取得しました。さらに先月には5億ドルを投資し、さらに未知の株式に対して15億ドルを投資することも約束しました。
AnthropicはAI分野で最大級のGoogle Kubernetes Engine(GKE)クラスターを構築し、GoogleのフルマネージドPostgreSQL互換データベースAlloyDBとGoogleのBigQueryデータウェアハウスを利用しています。
ただし、OpenAIがMicrosoft Azureを利用しているのに対し、同社はGoogle Cloudを独占的に利用しているわけではない。9月、ライバルのAmazonはAnthropicに最大40億ドルを投資し、同社の主要クラウド・プロバイダーになると発表しました。
さらに両社は、将来のTrainiumとInferentiaチップの開発でも協力すると発表しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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