エクスペリアンがAWSクラウドへの移行を加速

信用調査機関のエクスペリアンは、クラウドへの移行を加速させる計画です。

同社は、複数年にわたるDXプロジェクトにおいて、Amazon Web Services(AWS)を優先クラウドプロバイダーとして選択しました。

エクスペリアンは、この移行の一環として、ビジネスオペレーションセットアップ、消費者向けサービス、分析ツール、およびオンプレミスサーバーをAWSに移行する予定です。

両社は共同声明で、「これらの重要な技術プラットフォームを世界有数のクラウドに集中させることで、エクスペリアンのITセキュリティと信頼性を高め、運用コストを削減し、新しいサービスの市場投入までの時間を改善することができます」と述べています。

「エクスペリアンはまた、AWSの幅広いクラウドサービスの利用を拡大し、カスタマイズされたプログラムを作成し、消費者や企業顧客にリアルタイムの金融サービスを提供します。」

同社はこのコラボレーションにより、サービスの効率を向上させ、顧客が金融の健全性をコントロールできるようになることを期待しています。

エクスペリアンのグローバルテクノロジー担当グループプレジデントで Joe Manna 氏は、次のように述べています。「当社のデジタルトランスフォーメーション戦略は、お客様がよりスマートで情報に基づいた財務上の意思決定を行えるよう、新しい製品や強化された製品を開発する際に、高度なデータ駆動型の意思決定を行う能力を加速させます。」

「AWSは、お客様に金融の健全性を完全に可視化し、金融の包括性を促進するという私たちの目標を達成するための技術基盤と拡大し続ける機能セットを提供します。」

エクスペリアンはAWSのユーザーとして知られており、2018年にはITに集中的なアプローチを取り、従来依存していなかったクラウドコンピューティングを取り入れる計画を発表していました。

同社は50カ国以上で事業を展開しており、2017年には、78,000平方フィートの広さで3,300台のサーバーをホストするノッティンガムのフェアハムハウス施設を含む、ノッティンガム、ブラジル、アジアのTier IIIおよびIV相当のデータセンターから稼動していました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。