Google、クラウドサービスの仮想通貨決済を受け入れ開始
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グーグルは先週、暗号通貨交換会社Coinbaseとの提携を発表し、また同社のクラウドサービスに対する仮想通貨決済の受け付けを開始すると発表しました。
Google Cloudは「Web3エコシステム内の」顧客を始めとする「特定の顧客」に対し、特定の仮想通貨を介してクラウドサービスの支払いを行えるようにすると述べています。
決済は、Coinbase(コインベース)が提供するマーチャント向け暗号決済サービス「Coinbase Commerce」を通じて行われる予定です。また、Googleは、Coinbase Primeを、安全な保管や報告などの機関投資家向け暗号サービスに利用する予定です。
この新しい決済方法は、来年早々にも稼動し、グーグルはこれを将来的に他の顧客にも展開する予定です。契約条件は明らかにされておらず、どの企業が仮想通貨による支払いを受ける資格があるかの詳細についても明らかにされていません。Coinbase Commerceは現在、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、DAI、イーサリアム、ライトコイン、ドージコイン、USD Coinをサポートしています。
Coinbaseの共同創設者兼CEOであるBrian Armstrong氏は次のように述べています。「Google Cloudが、Web3を新しいユーザーに提供し、また開発者に強力なソリューションを提供するためにCoinbaseを選択したことを喜ばしく思う。Coinbaseは、1億人以上の認証済みユーザーと14,500の機関投資家顧客を抱え、10年以上かけてブロックチェーン技術の上に業界をリードする製品を構築してきた。Web3エコシステムへの信頼できる橋渡しを構築するという我々のビジョンを実行するために、これ以上のパートナーはいないだろう」
この契約の一環として、Coinbaseは、取引所とデータサービスを構築するための戦略的クラウドプロバイダーとしてGoogle Cloudを選択し、ブロックチェーンデータを処理するためにGoogle Cloudのコンピュートプラットフォームを使用する予定です。CoinbaseはこれまでAWSの利用顧客として知られていましたが、今後は一部のアプリケーションを移行していく予定です。
Google CloudのCEOであるThomas Kurian氏は、「私たちはWeb3での構築をより速く、より簡単にしたいと考えており、Coinbaseとの今回のパートナーシップにより、開発者はその目標に一歩近づくことができる」と述べています。「CoinbaseがGoogle Cloudを戦略的クラウドパートナーとして選んだことを誇りに思う、そして私たちは繁栄する世界中のWeb3利用ユーザーとパートナーのエコシステムに貢献する用意ができている。私たちが注力するのは、すべてのお客様が私たちのスケーラビリティ、信頼性、セキュリティ、データサービスをフリクションレスで利用できるようにすることであり、お客様はWeb3領域のイノベーションに注力することができるようになる」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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