Google、今年中に米国のデータセンターとオフィスに95億ドル投資予定

AlphabetのGoogleは、今年、米国内のデータセンターやオフィスに約95億ドルを投資する予定です。

昨年の70億ドルから増加し同時に、少なくとも1万2000人のフルタイム労働者の雇用を推進すると述べています。

この支出急増はパンデミック以前の年よりも低いものです。2019年にさかのぼると、同社はその年にデータセンターとオフィスに130億ドルを費やすと明らかにしていました。その後、2020年には100億ドルを投じると言っていたが、Covid-19が発生後は支出を切り詰めています。

同社は95億ドルのうちどれだけがデータセンターに使われるかは明らかにしていませんが、投資先として、すでに発表されたいくつかのプロジェクトを挙げています。

その中にはジョージア、テネシー、バージニア、オクラホマ、アイオワ、オレゴン、ネバダ、ネブラスカにおける既存のデータセンターへの投資も含まれます。

オフィスについては、CEOのサンダー・ピチャイが、「働き方の柔軟性を高めることを受け入れても、物理的なオフィスへの投資を強化することは相容れないと見えるかもしれない 」と認めています。

しかし、同社は「(自社)キャンパスに投資することはこれまで以上に重要であり、そうすることでより良い製品、従業員の生活の質の向上、そしてより強いコミュニティが実現する」と考えていると、彼は付け加えています。

同社は今年、ジョージア州アトランタにオフィスを開設するほか、オースチンのダウンタウンにもオフィスを構える予定です。また、ケンブリッジとピッツバーグのオフィスを改善し、ボルダーでは増築を続け、カークランドとシアトルのキャンパスにも投資するとしています。カリフォルニアの本社も引き続き拡張する予定です

「これらの投資により、年末までに少なくとも12,000人のフルタイムの雇用を創出し、地元のサプライヤー、パートナー、コミュニティでさらに数千人を雇用する見込みです」と、ピチャイは述べています。しかし、同社のデータセンターは、正社員としてカウントされない派遣社員やベンダー、請負業者によって運営されることが多くなっています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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