マイクロソフト、AI需要に応えるためGPUクラウドCoreWeaveと数十億ドルの契約を締結
マイクロソフト、マルチクラウド利用ユーザーに
マイクロソフトは、GPUクラウドプロバイダーCoreWeave社と数十億ドル規模の複数年契約を締結したと発表しました。
CNBCは、世界第2位のクラウド事業を展開するマイクロソフトが、OpenAIを含む人工知能関連企業の高まるニーズを支える目的で、競合他社へ対価を支払うことになったニュースを報じています。
CoreWeaveは、大規模なGPUアクセラレーテッドワークロード向けに構築された専門クラウドプロバイダーです。 同社は、20億ドルの評価額で2億2100万ドルを調達してからわずか1カ月後の今週初めに、2億ドルの追加資金調達を行ったばかりです。
Nvidia が出資する同社は、Nvidia からの優遇を受けていると The Information は伝えています。 Nvidiaは、CoreWeaveやLambdaのような小規模なクラウドプロバイダーに対して、最新のA100およびH100チップを早期提供しています。これは、マイクロソフト、Amazon、Googleのように、競合チップを独自に開発していないことが理由であると考えられています。
クラウドプロバイダー各社は、需要が供給を上回っていることもあり、A100およびH100いずれのGPUへのアクセスも制限せざるを得なくなっています。 生成AI アプリケーションの爆発的な普及により、OpenAI や Stability AI のような企業は、基礎モデルを長期間にわたってトレーニングするために数万単位の GPU を必要としています。
先月、マイクロソフトはオラクルとのAIサーバーの共有についても検討していると報じられましたが、話し合いはまだ合意に至っていません。
今回のCoreWeaveとの契約は、同社が急速な拡大を目指す中で実現しました。同社は、年内に米国内のデータセンターを3倍の9カ所に増やす計画を立てています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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