AirTrunk、東京データセンターキャンパス拡張のため12億4,000万ドルのグリーンローンを確保

資金はTOK1の再融資および開発に使用される予定

APAC(アジア太平洋地域)のデータセンター事業者であるAirTrunkは、日本で過去最高となる12億4,000万ドルのグリーンローンを確保しました。

この資金は、TOK1ハイパースケールデータセンターキャンパスの借り換えおよび開発に使用される予定です。AirTrunkによると、同キャンパスには追加容量が導入され、最大で300MW以上に拡張可能です。需要の増加を受け。同社は追加100MWのIT負荷設備の建設に着手しました。

このローンは、AirTrunkの「グリーン・ファイナンシング・フレームワーク」に基づいて組成されています。同フレームワークは、再生可能エネルギーへの移行、カーボンニュートラルの実現、水資源のレジリエンス確保、自然環境や生物多様性の保全を考慮しながら、データセンターを持続可能に開発するためのガイドラインです。

AirTrunkによると、このローンは同社のエネルギー効率基準を満たしています。基準ではデータセンターが地域平均より効率的に運用され、エネルギー消費を抑え、排出量を削減することが求められています。

同社は、このローンが日本でこれまでに実施されたデータセンター向け融資として最大規模であると説明しています。また、これはAirTrunkの日本における総投資額80億ドルの一部にあたります。

昨年末、AirTrunkは大阪に新しいハイパースケールデータセンターキャンパス「OSK2」を開発する計画を発表しました。これにより、日本国内の4つのキャンパス、TOK1、TOK2、OSK1、OSK2は、完成すると合計530MWの容量を提供可能となる見込みです。

AirTrunkの創業者でCEOのRobin Khudaは、次のように述べています。「日本は、世界でも最も重要なクラウドおよびAI市場のひとつです。私たちは、この市場の長期的な成長を支えるデジタルインフラを構築することに取り組んでいます。」

「AirTrunkはこのために日本に積極的に投資してきました。日本のデジタル未来を支えるハイパースケールプラットフォームを構築するためです。今回の融資により、TOK1の拡張を加速でき、現在のお客様の需要に応えるとともに、日本の将来の大規模なコンピューティング需要にも備えられます。」

今回の融資は、SMBC、MUFG、Crédit Agricole CIB、Société Généraleの4行がグローバルコーディネーターとして主導しました。また、BNP Paribas、千葉銀行、DBS銀行、E.SUN Commercial Bank、みずほ銀行、Natixis、OCBC(Oversea-Chinese Banking Corporation)、UOB(United Overseas Bank)を含む12行が、マンダテッド・リードアレンジャーおよびブックランナーとして参加しています。

AirTrunkは2018年に設立され、2024年にはブラックストーンとカナダ年金計画投資委員会(Canada Pension Plan Investment Board)により161億ドルで買収されました

日本以外では、オーストラリアのシドニーやメルボルン、シンガポール、香港、マレーシアのジョホールなど、アジア太平洋地域でデータセンターキャンパスの運用および開発を進めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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