GreenSquareDCがシドニーの110MWデータセンタープロジェクトを推進

GreenSquareDCは、ハイパースケールおよびAIワークロード向けに設計された110MWのキャンパス建設計画を推進する中で、シドニーにおける旗艦データセンター「SYD1」の開発において3つのマイルストーンを達成しました。

同社は、ステージ1の開発申請(Stage 1 Development Application)の承認を取得し、AI対応の初期15MWの容量を確保しました。この容量は、2026年第3四半期に完成予定です。また、ハイパースケールおよび液冷型データセンターの経験を持つ建設会社Erilyanを第1段階のゼネコンとして任命しました。さらに、解体および準備工事のための「適合開発証明書(Complying Development Certificate)」も取得し、現地の稼働準備が整っています。

GreenSquareDCは、プライベートマーケット投資会社Partners Groupから最大12億豪ドルの支援を受けており、オーストラリアのデータセンター市場における主要プレイヤーとしての地位確立を目指しています。

このシドニーのプロジェクトは、同社が今年初めに取得したIBM/Kyndrylの旧施設(ノーウェストビジネスパーク内、3 Brookhollow Avenue)に続くものであり、既存の20MW容量に加え、最大96MWまで拡張の可能を備えています。

新キャンパスは、シドニー、メルボルン、パースにおける土地取得戦略の一環であり、GreenSquareDCは「持続可能性の5つの柱(Five Pillars to Sustainability)」に沿った高密度コンピューティング対応施設の設計を強調しています。

同社は、SYD1プロジェクトがハイパースケールおよびAI顧客の急増する需要に応える、主権性・持続可能性・スケーラビリティを備えたインフラを提供すると述べています。

W.Media ( Simon Dux 記者)より抄訳・転載

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