Vantage、株式増資に2億5,000万ドルを投資
この方法で資金調達をする唯一のデータセンター事業者
不動産ポートフォリオを成長させるために、コロケーション事業者Vantage社は株式増資により2億5,000万ドルを調達した。同社の株はStandard&PoorsによりAマイナスに格付けされている。
Vantageはこの方法で資金を調達した初めての企業で、2018年2月には11億2,500万ドルの増資を生んだ。それにより低金利で既存施設の支払いを完済することができ、またDigital Bridgeからの投資と組み合わせて、施設の物理的拡張に資金を供給することも可能になった。
壮大な夢
同社のCFOであるS.Metwalli氏は、資金調達における従来の手段と代替手段との両方を検証したことで、同社は「投資コミュニティの反応に満足している」と述べた。
「この取引により、既存および新たな市場での成長に融資するための手元資金を獲得し、我々が提供する卸売りの維持可能な施設を求める大規模なクラウド・企業の顧客のニーズを満たすことができる」と彼は補足した。
2010年の設立後、Vantageは当初技術投資を専門とするSilver Lake Partnersに支援されていた。そして今年初旬、同社は世界的な投資会社のDigital Bridgeが先導するコンソーシアムに12億ドルで買収された。
元インテルの施設であり、最近4階建て15MWのデータセンターを含む拡張を終えた初のキャンパスは、シリコンバレーで最大の卸売りサイトでありアメリカで3番目に大きいデータセンターとなった。
同社の成長はとどまることを知らず、10億ドルでバージニア州のアッシュバーンに108MWのキャンパスを建設している。初期段階で、総電力量の24MWを供給し2019年初旬には6MWが利用可能になるだろう。
さらにVantageは近年、最大69MWを供給できる2つめのキャンパスをサンタクララに建設する計画に着手した。
– Data Center Dynamics
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