Googleがマドリードでスペインの新クラウドリージョン立ち上げ

Googleは、スペイン初のクラウドリージョンをマドリードに開設しました。

「本日、マドリードの新しいGoogle Cloudリージョンが正式にオープンしたことをお知らせします」と同社は今週発表しました。「スペイン企業の増大する技術ニーズに対応するために設計された新しいマドリードリージョン(europe-southwest1)は、低遅延で高可用性のクラウドサービスを高い国際セキュリティとデータ保護基準で提供し、すべて業界で最もクリーンなクラウド上で提供します。」

この新リージョンは2020年6月に初めて発表され、Telefónicaとのパートナーシップで提供されます。

同社によると、マドリードリージョンは、サービスの中断を防ぐための3つのクラウドゾーンと、Compute Engine、Google Kubernetes Engine、Cloud Storage、Persistent Disk、CloudSQL、Cloud Identityといった当社のスタンダードセットで開始されるといいます。

これは同社にとってスペインで初めてのリージョンとなります。Googleは現在、欧州全域で9つのクラウドリージョンを展開しており、今後、トリノやベルリンでも開始する予定です。2021年9月にビルバオに上陸した海底ケーブル「Grace Hopper」は、スペインやイギリスと米国を結んでいます。

オハイオ州コロンバスに開設したのに続き、今週2つ目のGCPリージョンとなります。

新しいマドリードリージョンがどのような施設にあるのかは正確には不明ですが、 Telefónica はマドリード郊外のTier IV Alcalá CDG施設を運営しています。この施設は2013年に建てられ、681平方メートルのデータホール23箇所に広がり、最大100MWの容量を提供します。

2020年マイクロソフトはTelefónicaと提携してマドリードにスペインのAzureリージョンを作る計画を発表しましたが、稼働日は明らかにしていません。Oracleも以前、同社と提携しマドリードに今年稼働予定のクラウド地域をホストしています。

AWSは2022年半ばにアラゴンでスペインリージョンを立ち上げる予定です。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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