AWSとAndurilが国家安全保障と防衛向けエッジクラウドで提携

AndurilがAWS Outpostsを組み込んだ「Menace-I」を発表

防衛技術企業のAndurilは、防衛・安全保障分野の顧客向けにエッジクラウドソリューションを提供するため、Amazon Web Services(AWS)と提携します。

両社は、AWSのオンプレミスクラウドラックサービス「AWS Outposts」と連携してAndurilの「Menace-I」ソリューションを展開します。

Andurilによると、このシステムは輸送可能なシェルター※内にAWS Outpostsのサーバーラックを搭載しており、専門知識を持たない人でも10分以内に稼働させることが可能としています。※訳注:コンテナ利用と思われる。

Menaceは、電源、暖房、冷却、冗長通信、計算機能を備えた自己完結型のハードウェアソリューションです。最小限のインフラで幅広い温度条件に対応できるよう設計されています。Menaceには、C-130輸送機にて搬送可能で、3つのパレットスペースを使用する「Menace-I」と、より高い機動性を備えた「Menace-X」があります。

Menace-Iは、トラック、鉄道、空輸、またはヘリコプターによる吊り下げによる輸送が可能で、単一ラックによる戦術展開から、AIや高性能処理を必要とするコンピューティング集約型ミッション向けのマルチラックシステムまで、複数の構成が用意されています。

AndurilはMenace-I Edgeソリューションを3年前から提供しています。このソリューションは「紛争地域やネットワーク接続が途切れた環境」でも運用可能です。

AWS Outpostsとの統合により、Menace-Iは今後AWSのSimple Storage Service(S3)を提供すると共に、自律システム向けのフィールド試験プラットフォームである「Project MAVERICK(Mission Autonomy Versatile Rapid Innovation and Capabilities Kit)」にもアクセスできるようになります。

AndurilはこれまでOracle Cloud Infrastructure(OCI)と協業しており、同社のソフトウェアプラットフォーム「Lattice」をOCI Roving Edge Infrastructure上で展開してきました。また、MenaceハードウェアシステムとOCIを組み合わせることで、ネットワーク接続環境・スタンドアロン環境の両方の移動式指揮統制(コマンド&コントロール)ユニットの運用を支援しており、OCI Roving Edge InfrastructureをMenaceファミリーのハードウェアであるC4(指揮・統制・通信・コンピューター)ソリューションへ統合しています。

AWS Outpostsは2018年に初めて発表され、2019年後半に一般提供が開始されたオンプレミス向けのサービスです。その後AWSは同システムのアップデート版を投入しており、これはAmazon EC2 インスタンスをサポートしています。これはコンピューティング最適化インスタンスの「C7i」、汎用インスタンスの「M7i」、メモリ最適化インスタンスの「R7i」を始めとするAWSの第7世代x86ベースのAmazon EC2インスタンスをサポートしています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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