Digital Realty、フランス・パリのHPC 対応データセンターにDLCを導入

チップのTDPが高くなるにつれ、空冷では対応できなくなり

Digital Realty は、フランス・パリの La Courneuve データセンターに、直接接触式液体冷却(DLC)設備を導入したと発表しました。

同社は、この最新施設はハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)対応であると述べています。

「お客様と緊密に連携し、進化するニーズをサポートすることは、Digital Realtyにとっての最優先事項であり、それが我々がパリで HPC 対応の DLC ソリューションを提供する理由」と、Digital Realty フランスの SVP 兼マネージングディレクター、Fabrice Coquio 氏は述べています。

「Digital Realty の液冷ソリューションにより、当社の顧客は、エネルギー効率に最適化された環境で、最も計算量の多いアプリケーションを展開することができるようになる。パリの新しい HPC 対応データセンターは、企業、技術、そしてデータの集まる場所になる、という当社のビジョンの達成に向けた新たな一歩となる」

PAR8データセンターは、総建築面積26,000平方メートル(280,000平方フィート)、ユーティリティ電源容量19,200kWの規模を有しています。これは、現在計画が進んでいるParis Digital Parkの4棟のデータセンターのうちの1棟目です。2020年4月に初めて発表されたParis Digital Parkは、最大85MWの電力と40,000平方メートル(430,500平方フィート)のスペースが提供される予定です。

Digital Realtyはベンダーについての情報開示は控えたものの、冷却はクローズドループで行われることについては認めました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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