CyrusOne、テキサスDC向けに67MWの再生可能エネルギーを購入

データセンター不動産投資信託(REIT)のCyrusOneは、米テキサス州の2か所のデータセンターに電力を供給するために、新しいソーラーファームから67MWの再生可能エネルギーを購入すると発表しました。

CyrusOneは、テキサス州ハスケル郡でのEnel Green Powerの284MW Azure Skyソーラーおよびストレージプロジェクトが生成する再生可能エネルギークレジットを購入します。

この購入に伴い、テキサス州アレンにあるCyrusOneのデータセンター施設の電力要件は100%満たされ、またテキサス州キャロルトンのデータセンターの電力要件の約70%相当が満たされます。

「データセンターのCO2排出量を削減するための再生可能エネルギーの購入は、CyrusOneの包括的な持続可能性ミッションの重要な部分である」とCyrusOneのEnvironmental Health, Safety, and SustainabilityのシニアディレクターであるKyle Myers氏は述べています。

公益事業規模のソーラーファームがCyrusOneのカーボンニュートラル宣言を支える

CyrusOneは以前、2040年までのカーボンフリー化を宣言していましたが、同社は今週2030年までにClimate Neutral ( クライメイト・ニュートラル )を宣言したクラウド及びデータセンター事業者26社の仲間の1社に加わりました。同社はアリゾナ州のチャンドラー施設向けにも太陽光発電を調達しており、またロンドン、アムステルダムのデータセンターも100% 再生可能エネルギー で稼働しています。

– shutterstock

「私たちは、データセンターポートフォリオ全体で再生可能エネルギー源にフォーカスするエネルギー要件に移行しており、より持続可能な未来を生み出す最先端テクノロジーと戦略の実装に取り​​組んでいる」とMyers氏は述べています。

テキサス州ダラスフォートワース地域の西側に位置する新しい太陽光発電(PV)施設は、Enelの米国で2番目となる実用レベルの太陽光発電所です。284MW規模の施設の建設は10月に開始され、2021年末までの稼働開始が予定されています。このサイトは700,000枚の両面ソーラーパネルで構成され、毎年586 #GWhを生成しグリッドに供給され、一方 81MWのオンサイトバッテリーにも充電されます。

同社はまた、テキサス州で181MWのLily太陽光発電および貯蔵プロジェクトを進めており、更にミズーリ州、ノースダコタ州、カンザス州で大規模な風力発電所を運営しています。尚、FacebookのPapillionデータセンターは、ネブラスカ州にあるEnelのRattlesnake Creek風力発電所から購入したクレジットを介して100%再生可能エネルギーで運営されています。

Data Center Dynamics

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