
コンテナ型エッジデータセンター企業のArmada、米海軍のUNITAS演習に参加
UNITAS演習、Armada社の“Galleon”エッジデータセンター提供サービスを採用
コンテナ型エッジデータセンターのプロバイダーであるArmadaは、米海軍のUNITAS 2025演習に参加しました。
米海軍は、同社の「Deployable Data Center」として知られる「Galleon」を使用し、エッジでの高性能コンピューティング(HPC)とネットワークへアクセスしました。
Galleonは、演習中にMicrosoft Flankspeed Edgeサーバーを支援するために使用され、エンタープライズサービスに加えて、Minotaurオペレーター向けのワークロードを備えたハイブリッドクラウド環境を作成し、複数のRobotic Autonomous Systems(RAS)やその他の情報源からのmulti-INTデータを取り込みました。
また、艦船上でのテスト、つまり艦船内でのテストにも成功しました。Armadaはこれについて、電力制約に関わらず「軍が最も必要とする場所で高度なコンピューティングを提供できる能力」を示したと述べています。
この演習では、分散ネットワークの可視化を提供するAtlasソフトウェアも使用されました。
Armadaの共同設立者兼CEOのDan Wrightは、次のように述べています。「Warfightersはしばしば、電力や通信が制限された環境で活動しています。Armadaのフルスタックでモジュール式・モバイル型のデータセンターは、そうした状況でも大量のデータを活用できる独自の能力を提供します。Armadaは未来に向けて開発しているだけでなく、陸上・海上問わず、遠隔地や紛争地帯など必要とされる場所に、今日まさにソリューションを提供いたします。」
米海軍第4艦隊/USNAVSOUTHの司令官であるRear Admiral Carlos Sardielloは、次のように述べています。「UNITASは、海軍の能力と同盟国の能力の双方における連携、イノベーション、即応性の強さを示しました。モジュール型データセンターやエッジコンピューティングのような技術は、遠隔地の海上環境において安全かつ効果的に作戦を遂行する能力を高め、米国の海洋優位性を維持する上で産業界とのパートナーシップが果たす重要な役割を示しています。」
Armadaは米海軍第4艦隊のほか、以下の組織・企業とUNITASで協力しました:
Program Executive Office of Digital Enterprise Services(PEO DES)、Cyber Engineering Team(CET)、Navy Information Warfare Center–Atlantic(NIWCLANT)、Smartronix(SMX)、Huntington Ingalls(HII)、Johns Hopkins University Applied Physics Lab(JHU APL)、Epoch Insights、ICMS Logistics、Microsoft、Dell、そしてUSS COOPERSTOWN(LCS-23)の乗組員とも提携しました。
Armadaは今年初め、投資家から1億3100万ドルを調達し、メガワット級のモジュール型AIデータセンターである「Leviathon」の提供を開始しました。また、11月には、石油掘削設備向けのポッド「Beacon」も発表しました。
2025年には、Armadaは水素動力データセンター向けに
Eclipseを使用したエッジコンテナ化データセンター、米国の部族のためのソブリンクラウドを構築するUnityCloud、オフショア油田向けのTampnet、サウスカロライナ州の米海軍、サウジアラビアのAramco、デトロイトとリヤドのNewlabに展開しています。
さらに2024年7月には、Microsoftの投資部門M12がArmadaの資金調達ラウンドを主導し、4,000万ドルを調達しました。同社は当時、累計調達額が1億ドルを超えたと述べています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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