
NTTが蓄電所事業を開設~NTTアノードエナジーの傘下で
NTTは、独自の蓄電所サービス部門を立ち上げました。
NTTのスマートエネルギー部門であるNTTアノードエナジーは、NTTの顧客に代わって蓄電システムを建設します。
NTTアノードエナジーは、Battery Energy Storage System(BESS)資産の開発・運用経験を活用することを目的としており、現在、日本の9つの地域電力網サービスエリアにおいて、23か所で340MWhのポートフォリオを保有しています。
同社は、埼玉県で3つのBESSシステムの試運転に成功したのに続き、ここ数か月で日本市場でのフットプリントを大幅に拡大しました。
新たに加わったのは、1月に運転を開始した1MW/5MWhの埼玉和光蓄電所、4月に運転を開始した2MW/10MWhの埼玉三芳蓄電所、そして今月初めに運転を開始した同じく2MW/10MWhの埼玉鶴ヶ島蓄電所です。
NTTアノードエナジーは、日本のエネルギー市場への参加を集約・最適化することで、新たに稼働した資産を管理します。これには、卸売市場での取引、需給調整への取り組み、容量サービスへの貢献が含まれます。
2019年に設立されたNTTアノードエナジーは、ITシステムと電力技術におけるNTTグループの専門知識を活用したエネルギーソリューションの開発と提供を目指しています。
NTTはAPAC地域に大きな足跡を残しています。1月、2027年までのデータセンター事業の発展に100億ドル以上を投じました。これに続き、栃木県と大阪府に2区画の土地を取得し、合計136MWの容量を持つ4つのデータセンターを開発します。
APACで最近発表された他のデータセンタープロジェクトとしては、マレーシアのジョホール州に290MWの施設、インドのハイデラバードに400MWのAIデータセンターがあります。
さらに今月初め、NTTはNTTデータを2兆3700億円(164億ドル)で非公開化する計画を明らかにしています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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