NTT、インドのデータセンター容量を2倍へ
NTT Global Data Centersは今後数年間でインドのデータセンター容量を2倍以上に拡張することを検討しており、それに最大15億ドルを投資する見込みのようです。
2019年9月に、NTT Comは米国のRagingWireやNetMagicなどの施設を統合するデータセンター事業部門を立ち上げました。先週、 NTT Global Data Centers社は、米国、 APAC 、EMEA、インドの4つの地域において、エグゼクティブVPの松尾隆一氏の元、正式に立ち上げられました。
インドはNTTにとって最も急成長しているデータセンター市場となります。同社によると、インドでの投資は、同社の合計70億ドルに登るデータセンター事業への世界的な投資計画の一部となります。
インドでの戦略
NTTインドのチーフエグゼクティブSharad Sanghi氏は、 同社はインドでのデータセンター容量を今後3年間で2倍以上にすることを目指していると、Press Trust of Indiaに対しコメントしています。同社は現在、ムンバイ、ノイダ、チェンナイ、バンガロールの各都市に合計120万平方フィートの施設を保有しています。
また、NTTは グリーンフィールド の展開も検討しています。しかし、機会があれば既存事業者からの施設買収もあるようです。
「インドはNTTとしては最も急成長している地域であり、総額70億米ドル相当の投資を予定している。」とSanghi氏は言います。巨額の投資資金が4地域で分配されるとすると、15億米ドル以上がインドに流れ込むことになります。
しかし、インドでは収益の増加が見込まれていますが、同社は全体的な生産能力が増大し、競争も激化するため、短期的なマージンは減少するであろうと予想しています。
しかしながらSanghi氏は、同社のデータセンターの顧客がしばしば長期契約にサインしていることに言及して、ビジネスに自信を示しました。また、同社の最大の需要は、クラウドサービス事業者などのグローバルハイパースケーラーやクラウドへ移行する企業からのものであると言います。
Data Center Dynamics
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