NTT WE Marineが1億5千万ドルの海底ケーブルプロジェクト最終段階へ

フィリピンの大手通信事業者Globe Telecomと、InfiniVAN、Eastern Communicationと日本の関連会社は、1億5000万ドルのフィリピン国内の海底ケーブルネットワーク(PDSCN)プロジェクトの最終段階において、 エヌ・ティ・ティ・ワールドエンジニアリングマリン株式会社 (NTT WE Marine)を採用しました。

NTT WE Marineは、ケーブル船SUBARUを利用し、今年4月までの間に、同プロジェクトの残り9セグメント(13カ所)にケーブルを陸揚げし、敷設する予定です。

2021年に全国15区間を光ファイバーで結ぶため、PDSCNは日本の国際ケーブル船株式会社の最新鋭船Cable Infinityと契約しています。

Globeの社長兼CEOであるErnest Cuは、PDSCNの最終段階の運用開始により、デジタル化による国づくりの目標に向けて大きな前進を遂げたと述べています。

「このプロジェクトは、デジタルデバイドを解消し、わが国の経済・社会の発展に不可欠な公平で信頼性の高い接続性を提供するための重要なステップです」と、Cuは述べています。

PDSCNは、総延長2,500kmのケーブルで、これまでアクセスがなかった地域やサービスが行き届いていない地域にファイバーアクセスを提供することを目標に、昨年7月に操業を開始しました。

今年も引き続きケーブル陸揚げを行い、PDSCNはロンブロン州カラトラバ、カマリネススル州パサカオ、ソルソゴン州ブラン、サマール州カルバヨグ市、マスバテ州パラナス、セブ州マクタン、南レイテ島マアシン市、スリガオデルノルテ州クラバー、ミサミスオリエンタル州キノギタン、カミギン、ザンボアンガデルノルテ州ディポログ、ザンボアンガデルノルテ州リロイ、ザンボアンガデルスル州ザンボアンガシティ などをカバーする予定です。

NTT WE Marineは1998年に設立され、フィリピンに支店、日本の長崎と横浜に事務所を構えています。SUBARUのほか、ケーブル敷設船「きずな」「おりおん」「VEGA」を運航しています。



W.Media (Hazel Moises 記者)より抄訳・転載



関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。