シスコとアカシアの合併が法廷闘争に
シスコ(Cisco Systems)とアカシア・コミュニケーションズ(Acacia Communications)は、過去合意した買収契約に関する法廷闘争に突入しています。
この記事の執筆時点で、アカシア側からの法的異議申し立てがあるにもかかわらず裁判所はシスコ側を支持し、裁判はまだ行われている状況です。
当初、2019年7月に、シスコがアカシアを1株あたり70ドルの現金、合計で約26億ドルの取引で買収すると発表されました。アカシアの従業員は、より広範なネットワークおよびセキュリティ事業部門であるシスコのオプティカルシステムおよびオプティカル部門内に組み込まれる方向でした。
しかし2020年7月に、中国政府の市場規制国家管理局(SAMR)が買収承認を拒否したことで、取引は停滞しました。
1月8日、アカシアは、以前延長されていた必要な期間内に合併に関する中国規制当局の承認を得ることができなかったとし、Ciscoとの合併合意を破棄すると発表しました。
シスコは法廷闘争に持ち込み、アカシアは反訴を申し立て
「それが合意放棄への全ての動機であり、また結果的に今回の動きを推進している」とLafferty氏は述べています。
1月11日、アカシアはシスコに対する反訴を提起しました。これは、契約で合意された期日までに中国からの承認が得られなかったためであり、また、シスコの提出物は「競争上の懸念に対処するのに十分」ではあったが、規制当局の承認を構成するものではないとするSAMR従業員からの1月7日の電子メールを挙げています。
一方同社は、裁判所命令で「合併契約の条件に拘束され続けている…訴訟の解決を待っている」と述べています。
「アカシアはシスコ側の主張から積極的に防御するつもりだ」とアカシアのCEO Murugesan Shanmugaraj氏は月曜日に行われたSeeking Alphaのインタビューで述べていました。
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