Airtel LankaがDialog Axiataと提携、スリランカ最大の通信事業者に

スリランカの携帯電話市場の57%を占める最大のモバイルネットワークであるDialog社は、25の行政区域で500万人以上の顧客を持つ急成長中の通信サービスプロバイダーの1つであるAirtel社と提携することになりました。両社によると、この買収は、正式契約の締結、および規制当局や株主の承認など必要な条件の充足が条件とされています。提案されている取引は、Airtel社の適正価値に見合うDialog社の株式を取得することです。取引完了後、 Airtel社はDialog社の新株を入手する予定です。

この発表は、Airtel社が技術投資とビジネス成果の最適化において中堅・中小企業を支援する技術顧問会社であるBridgepointe Technologies社との間で締結した戦略的パートナーシップを発表したことを受けたものです。この提携により、インドやアフリカへの事業拡大を目指す同社は、Airtel社のデジタル・インフラストラクチャー・ソリューションを利用することができます。この提携によって、スリランカの通信業界はより一層強化され、両社のサービス内容も向上することが予想されます。 Airtel社は市場リーダーとの合併により、スリランカの最大手通信事業者の一員になることが期待されています。

スリランカにおける電気通信部門は、同国で最もダイナミックな部門の一つであり、直接的、間接的に、投資、雇用、生産性、イノベーション、そして経済全体の成長に多大な貢献を果たしています。スリランカの通信市場には5つの携帯電話会社があり、2,200万人にサービスを提供しています。同国は、2024年末までに共有ソリューションとデジタルサービスの大規模な 利用を目標にしています。業界の専門家は、2024年までに750社の技術系企業、1,000社のITベンチャー企業、その他500社の技術系ベンチャー企業が設立され、同国がデジタル変革の新しい波を迎えると見ています。

スリランカの主要な成長要素は、電気通信、コンピュータ、そして情報サービスです。スリランカの国家輸出戦略は、2025年までに50億ドルの収益を上げ、20万人の直接雇用を創出し、情報技術およびビジネスプロセス管理（IT-BPM）業界を通じて1000社の新興企業を設立することを目標としています。スリランカの情報技術・ビジネスサービス部門は、国内第4位の輸出額を誇り、現在300社以上の企業が複数の産業分野にサービスを展開しています。大きくは、情報技術（IT）と情報技術を活用したサービス（IT/ITeS）に区分されます。この業界は、世界の労働基準や 環境基準に密接に準拠しています。

W.Media ( renushree@w.media 記者）より抄訳・転載