American Towers、アフリカのタワーサイトでAirtelとパートナーシップを締結

Airtelは、大陸全域でATCの通信拠点を利用します

American Towersのアフリカ事業部門であるATC Africaは、Airtel Africaと複数年、複数製品に関する契約を締結しました。

この契約の一環として、Airtel Africaはケニア、ニジェール、ナイジェリア、ウガンダにあるATCの通信施設を利用し、Airtelのネットワーク展開をサポートすることになります。

このパートナーシップは、アフリカで創業し、ブルキナファソ、ガーナ、ケニア、ニジェール、ナイジェリア、南アフリカ、ウガンダで23,000以上のサイトを運営している American Towers の大陸全体における広大なプレゼンスを活用するものです。

Airtel Africa は、東、中央、西アフリカを中心に、アフリカ14カ国で事業を展開しています。

このパートナーシップにより、アフリカ大陸全域の接続性が向上することが期待されます。また、新しいサイト開発にはATCアフリカの新しいグリーンサイト仕様に準拠する必要があるため、持続可能性にも重点を置いています。これにより、化石燃料への依存を大幅に減らすとともに、 American Towerの科学的根拠に基づく目標（SBT）の達成に向けた前進が期待されます。

両社はこのパートナーシップにより、「ATC AfricaとAirtel Africaの双方にとって、燃料価格の変動にさらされる機会を減らす」ことを期待しています。

ATC Africa のSVP兼CEOであるMarek Busfyは、次のように述べています。「過去数年間、ATCアフリカは、アフリカでのオンサイト化石燃料消費量の目に見える削減を確実に達成するために、先見性のある投資を行ってきました。」

ATC Africa は近年、持続可能性への取り組みを改善するために多額の投資を行っており、エネルギー効率の改善、再生可能エネルギーの導入促進、エネルギー貯蔵ソリューションに約3億ドルを投じて、現場での化石燃料への依存度を低下させています。

Busfy は次のように述べています。「当社が提供するプラットフォームサービスを選択的に拡張することで、当社の拠点に電力を供給するための新しい再生可能エネルギー源を導入するという当社の取り組みを示すことになり、業界、顧客、消費者を継続的かつ将来の燃料価格の変動から保護します。」

「Airtel Africaの環境目標は当社と一致しており、アフリカ大陸でデジタルリーチを拡大する中で、当社の成長に合わせてGHG排出量を削減することに引き続き取り組んでいきます。」

今年初め、American TowerはCoreSiteデータセンター事業の29％の株式を投資会社Stonepeakに25億ドルで売却しました。 American Tower は昨年11月に101億ドルでCoreSiteを買収し、6月にはジョージア州とフロリダ州で以前買収した3つのデータセンターをCoreSiteのポートフォリオに追加しています。

同社は最近、米通信事業者Verizonと新たに長期リース契約を結び、同通信事業者の全米での5G展開を後押ししています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。