ZTE、インドとブラジルで契約獲得~ブラジルでは5G立ち上げ

ZTEはインドでVodafone Idea(Vi)と、ブラジルでUnifiqueと、2つの契約を獲得しました。

Viとの契約の内容は明らかではないものの、Unifiqueとの契約では、ブラジルのスタートアップである同社の5G展開に5Gキットを提供することになります。

Viとの契約が同様の5G案件かどうかは明記されていませんが、メディアの報道によると、Viは2800万ドル相当の光ネットワーク機器契約をZTEに発注しているとのことです。

しかし、Light Readingなど複数のメディアが言及しているように、インド政府は通信事業各社に対し、「信頼できる供給元」認定を持つベンダーからのみ5Gキットを購入することを義務付けており、現時点では、ZTEと同じ中国のベンダーであるHuaweiは、インドの国家安全保障会議事務局(NSCS)から必要な認定をまだ得ていません。

一方でNokia、Ericsson、サムスンといった競合ベンダーは、インドの他の通信事業者をサポートするための認証を取得しています。

資金繰りに苦しむViについては、同事業者はまだ5Gサービスを開始しておらず、ライバルの通信事業者Bharti AirtelとReliance Jioが昨年、Narendra Modi首相が5Gを開始した際に、5Gレースで遅れをとっています。

Jioは10月初旬のサービス開始以来、すでに2000万人以上の5G顧客を確保しており、Bharti Airtelは1000万人を突破しています。

昨年末の時点で、Viはまだ5G基地局を1つも設置していないものの5Gサービスはまもなく開始されると述べていました。

DCDは、報道されているViとの契約について、ZTEに詳細を問い合わています。

一方、Unifiqueは今年6月にブラジルで商用5Gサービスを開始する準備を進めており、同事業者は今月末に5Gテストが開始される見込みです。

Unifiqueは、ネットワークの活性化のために500万ドルを費やす見込みであると述べている。同社は2021年にCopel Telecom(現在はLiggaと社名変更)と手を組み、5G周波数オークションで地域の3.5GHz免許の入札に成功しました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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