Starlinkが日本でも利用可能に ~SpaceX社が発表

アジア地域で初のStarlinkサービス

SpaceXは月曜日、同社の子会社であるStarlinkが日本でサービスを開始したこと発表しました。日本は、同社にとってアジア市場で初めてのサービス国となります。

SpaceXの創設者イーロン・マスク氏が、中国での打ち上げの可能性を軽視したわずか数時間後に、Starlinkは日本での今回の発表を行いました。

昨年、KDDI株式会社は、「KDDIの1,200の携帯基地局に高速かつ低遅延のブロードバンドインターネットを提供する」バックホール回線のパートナー企業として、Starlinkを選定したことを明らかにしました。

当時、KDDIは声明で次のように述べていました。「早ければ2022年に、KDDIは地方のモバイルユーザーに都市部と同様のモバイル接続体験を提供できるようになる」

Starlinkのカバレッジマップによると、同社の衛星は現在、東京を含む北部エリア有効になっているようです。

Starlinkは、KDDIの山口衛星通信センターに設置されたStarlinkサービスの地上局の運用免許を日本の総務省から交付されています。

Starlinkは、今後数ヶ月のうちに他のアジア市場への参入を控えており、同社のマップによれば、年内にフィリピン、さらに来年には韓国、ラオス、インドネシアで商用サービスを開始する予定となっています。

また、同社は最近カタールでライセンスを取得し、来年にはオマーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦でもサービスを開始する予定です。


一方、ウクライナでは、ウクライナ軍からStarlinkの通信障害が報告されており、これは一部地域のロシア軍からの解放に向けた動きが後退する可能性があるという問題が発生しています。

Financial Timesが最初に報じたところによると、ウクライナ政府高官の1人は、この通信障害はここ数週間のうちに「壊滅的な」通信の喪失につながったと述べています。

Starlinkは、2月下旬にロシアとの紛争が始まって以来、ウクライナの活動を支援しており、マスク氏はSpaceX社製のStarlink端末数千台を前線のウクライナ人に提供しました。同社は米国政府の支援を受け、この機器をウクライナ軍に提供して無人機を運用したり重要な情報報告書を受け取ったりしています。

マスク氏はTwitterで、この作戦にはこれまでにSpaceX社が8000万ドルの費用がかかり、今年末には1億ドルを超えるだろうと述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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