中国通信事業者、アフリカでの通信/データセンター事業拡大へ
新しい市場へのアクセスを開拓するための「歴史的な」パートナーシップ
中国最大の固定回線サービス事業者の子会社であるチャイナテレコムグローバル(以下、CTG)は、アフリカ市場に特化した大手通信事業者およびデータセンター事業者であるリキッドテレコムとの提携を発表しました。
両社は力を合わせて、アジアとアフリカ間のネットワーク接続性を向上させることになります。これにより、ネットワークのカバー範囲が拡張されて、ユーザーにはプラスとなるでしょう。
今回の提携の一環として、CTGは既にリキッドテレコムのケニア・ナイロビ東アフリカデータセンターにPoPを構築しています。近い将来、南アフリカのヨハネスブルグとケープタウンにもPoPを追加する予定です。
北半球と南半球を接続
中国国営のチャイナテレコムは、同国最大の光ファイバーネットワークを所有・運営しており、中国第3位のモバイルネットワーク事業者です。
一方、ロンドンに本拠を置くリキッドテレコムは、ウガンダの北部からケープタウンまで、アフリカ最大の独立ファイバーネットワークを構築しており、その長さは5万km以上に及んでいます。
リキッドテレコムは、アフリカ、ヨーロッパ、南米、北米、東アジアに事業および投資を行う大手通信グループEconetの子会社です。昨年、タタ・コミュニケーションズの子会社と南アフリカ共和国第2位の国営通信事業者ネオテルを5億4,879万ドルで買収しました。
この取引は、世界で最も急成長中の経済圏における両社のネットワーク事業者のネットワーク範囲を大幅に拡大することになります。
アフリカならびに中東チャイナテレコムのマネージングディレクターは、「アフリカには50ヶ国以上あり、この地域はアジア以後、開発率が最も高い新興市場であり、CTGにとって非常に重要なマーケットです」と述べました。
「今回の提携により、CTGとリキッドテレコム両社がさらにユーザーの役に立つだけでなく、今後の開発のために未開拓のビジネスポテンシャルを探求することが可能になります。このパートナーシップの下、アジア、アフリカ両地域の接続性とネットワークインフラ強化をもって、新しい市場に進出する準備は整いました」
– Data Center Dynamics
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