
フィンランド警察、海底ケーブル切断容疑の船舶を押収しロシア人乗組員を拘束
バルト海で疑われる破壊工作
フィンランド警察は、バルト海で海底インターネットケーブルを切断した疑いのある船舶の乗組員を拘束しました。
フィンランド湾のヘルシンキとエストニアのタリンを結ぶケーブルの損傷が確認されましたが、所有者であるフィンランドの通信事業者Elisaは、冗長経路によりサービスに影響はなかったと述べています。
12月31日、フィンランド当局はセントビンセント・グレナディーン諸島籍の貨物船「フィットバーグ号」を拿捕しました。同船はロシアのサンクトペテルブルクからイスラエルのハイファへ向かう途中、フィンランド領海で拘束されました。
フィンランド警察によると、このタンカーの乗組員はロシア人、グルジア人、カザフスタン人、アゼルバイジャン人で構成されていました。
警察は声明で、「現段階では、警察は、この事件を、加重刑事損壊罪、加重刑事損壊未遂罪、および加重通信妨害罪として捜査している」と述べています。
フィンランドのAlexander Stubb(アレクサンデル・ストゥブ)大統領は、「フィンランドはさまざまな種類の安全保障上の課題に備えており、必要に応じて対応している」と述べました。
欧州委員会の技術主権、安全保障、民主主義担当副委員長であるHenna Virkkunen(ヘナ・ヴィルクネン)は次のように付け加えました。「欧州委員会は、バルト海で発生した直近の海底ケーブル損傷事件を注視しています。加盟国および NATO と連携し、ハイブリッド脅威に対抗する準備を整えています。」
「ケーブルセキュリティに関する行動計画に基づき、我々は海底ケーブルに関する脅威を監視し、バルト海地域での迅速な対応を可能にするハブに資金を提供します。ケーブル修復のための追加資金は、2026 年初めに利用可能となる予定です。また、加盟国と協力してケーブルセキュリティツールボックスの開発を継続し、スマートケーブルについて業界と協力していきます。」
今年初め、NATO は、バルト海における海底送電ケーブルおよび通信ケーブルへの攻撃から防衛する目的で、「Baltic Sentry(バルト海監視)」プログラムを開始しました。
2024年11月には、ロシアから航行中の中国籍ばら積み貨物船がバルト海で2本のケーブルを切断した疑いがかけられました。当時、ロシアが事件の背後にいると疑われました。しかし、当局は後にこれは事故であったと説明しました。
同様の事件は2025年1月にも発生し、バルト海でラトビアとスウェーデンを結ぶ海底ケーブルが損傷しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。















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