ドイツもHuaweiとZTEを5Gネットワークの一部から禁止の準備へ

ドイツ政府は、中国ベンダーのHuaweiとZTEを、5Gネットワークの一部から禁止することを検討しています。

政府筋を引用したドイツ紙  Zeit Online の報道によると、禁止にはすでに設置されている既存機器の撤去も含まれる可能性があるといわれています。英国は2020年にHuaweiを禁止した際に同様の問題に直面しています。

ドイツはこれまで、中国の通信事業者の機器を「ケースバイケース」のアプローチで承認しており、先月にはZTEの最新の5Gキットに使用承認の印を押したばかりでした。

昨年12月の時点で、ドイツ政府はHuaweiに禁止令を出すことは考えていないと述べていました。しかしZeitは現在、ドイツ政府が中国との関係を再検討していると報じています。

HuaweiとZTEは中国国家と密接な関係を持ち、国家安全保障に脅威を与えていると非難されてきました。

両社はこれらの主張を繰り返し否定し、非中国企業のビジネスを保護するためのものであると述べています。

ドイツがHuaweiとZTEを5Gネットワークの一部から禁止する場合、米国、英国、オーストラリア、カナダに追随することになります。

米国は昨年末、長年の厳しい規制の後、2社が国家安全保障に「容認できないリスク」をもたらすとして、国内での2社のキットの販売を全面的に禁止しました。

ドイツはHuaweiの5Gキットにかなり依存しており、昨年のStrand Consultのレポートでは、ドイツの5G RANの59%をHuaweiが占めていることが明らかにされています(4G時代の57%よりさらに増えています)。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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