元刑務所の施設をデータセンターへ活用 – UFD社

ファイバーネットワーキングとブロードバンドソリューションを提供する米国企業ユナイテッドファイバー&データ(UFD)は、ペンシルベニア州ヨークにある未使用の刑務所を購入しました。将来的には、 ブラウンフィールド としてデータセンターに転用する計画があるようです。

この施設は、ニューヨーク市と、バージニア州アシュバーンを結ぶ400マイルの光ファイバーケーブルシステムのPoint of Presence( PoP )として機能する予定です。
UFD社でCEOを務めるBill Hynes氏は、York Dispatchのインタビューに対し、「新しい通信は、米国の金融ハブおよびインターネット処理環境に多様な通信網を提供する」と説明しました。

York County Prison, Pennsylvania
– Wikimedia Commons

ヨーク郡刑務所は、BFウィリス氏によって設計された6階建ての驚異的な建物で、1906年に建設されましたが、1979年に放棄されて以降は使用されていませんでした。
Hynes氏は、来年からデータセンターの改築作業を開始し、2020年には稼働を目指すと述べました。

ヨーク市は、刑務所と建物が設置されている道路をUFD社に売却しますが、データセンター建設によって地元地域へ建設とデータセンター運営に関わる雇用が創出され、インターネットへの接続性も改善されることでISPをより多く誘致できるのではと期待しています。

同様に、UFD社は、低所得世帯にも無料でインターネットへと接続できる環境をローカルに提供したいと考えており、「誰もが酸素と水を使える権利があるように」ウェブサービスにもアクセスできる環境を求めています。

– Data Center Dynamics
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