米コネチカット州のデジタル・リアルティ施設で小規模の化学物質漏れが発生
旧ナスダックのビルでハザードマットインシデントが発生
米国コネティカット州トランブルにあるデジタル・リアルティのデータセンターで昨日、小規模な化学物質の漏洩事故が発生しました。幸い負傷者はいないとのことです。
事故は、Merritt Boulevardにある当該施設の冷却水ポンプから腐食性の化学物質が漏れ、従業員が目や喉に痛みを感じたということです。News 12によると、約30人の消防士を含む危険物処理班が駆け付けたようです。
ナスダック社のサイト上にあるファイルによると、80 Merritt Boulevardのビルはもともとナスダックのデータセンターで、2006年に3000万ドルで売却されています。デジタル・リアルティは2009年に、Sentinel Data Centersから購入した3施設のうちの1つとして、このビルを取得しました。
News 12によると、漏れの発生個所は建物の屋上にある冷却塔に給水するポンプとのことです。負傷者はいない模様です。
ナスダックは、初の電子株式市場としてトランブルで誕生し、1971年に最初のデータセンターを開設しました。ファイルによると、2005年には、同社はデータセンターをMerritt Roadのビルから移転し、そこをオフィススタッフ用で使用していました。その後、ビル自体は2006年に売却されました。
2009年にデジタル・リアルティが購入したときには、すでにSentinel社が当時のデータセンターの標準に合わせて改修をしていました。現在、同施設には228,000平方フィート(21,180平方メートル)のデータセンタースペースと、53,000平方フィート(4,900平方メートル)の専用のBusiness Continuity Program(事業継続計画)用のスペースが設けられています。デジタル・リアルティは、このサイトのビデオツアーを公開しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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