再度障害が発生したガザ地区でのインターネットサービスが復旧
インターネット全面遮断からわずか数日後
ガザ地区でインターネットサービスが再び不通となり、数時間にわたり接続が完全に遮断されました。
障害は現地時間の午前3時前に発生し、パレスチナの電話会社Paltelcoは、イスラエル軍によってガザ地区への接続が遮断されたと発表しました。
「私たちの愛する祖国の皆さん、私たちは、一度復旧した国際ルートが再び遮断されたため、ガザ地区とのすべての通信とインターネットサービスが完全に中断されたことを残念に思います」と、同社はX(旧Twitter)を通じ発表しました。
現地時間午後12時37分に更新された同社の最新情報では、ガザ地区における固定電話、携帯電話、インターネットを含む通信サービスは徐々に回復していると述べています。
同通信事業者は、イスラエルによってサービスが切断されていたことを示唆しています。なお、イスラエルやエジプトのプロバイダーが提供する携帯電話を使っている人の一部は、まだ限定的な接続が可能な状況です。
10月27日、NetBlocksは、ガザで「接続性の喪失」があったことを認めたが、その後、サービスは10月29日に徐々に回復しつつあると伝えています。
同地域の住民の多くは接続を断たれ、Palestinian Red Crescent (パレスチナ赤新月社)はガザにいるチームと連絡が取れないと述べています。
住民たちは外部と連絡を取ることができず、親族たちはSNSで、ガザにいる人々と連絡を取ろうと奮闘している様子を発信しています。
これは、今月初めのハマスによるテロ攻撃の報復として、イスラエル軍が同地域への攻撃を強化した際に発生した障害を受けての事態です。
SpaceX の創設者であるイーロン・マスク氏は、”ガザにいる国際的に認められている支援団体への接続をサポートする”ために、インターネットサービスStarlinkを支援者向けに提供すると述べています。
しかし、イスラエルのSchlomo Karhi通信大臣はこれに反対し、「イスラエルはあらゆる手段を使ってこれに対抗する。ハマスはこれをテロ活動に利用するだろう。それは間違いない。我々も知っているし、マスクもわかっている。ハマスはISISだ」と述べています。
「おそらくマスクは、拉致された赤ん坊、息子、娘、老人の解放を条件にするだろう。全員だ!そのときまでに、私のオフィスはStarlinkとの一切のつながりを断ち切る」
これに対してマスク氏は、接続は “純粋に人道的な理由 “によってのみ提供されると繰り返し述べています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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