IDCが日本を除くAPACデータセンターは2028年までに94.4GWに達すると予測

年平均成長率は14.2%、成長率は倍増

調査会社のIDCは、アジア太平洋地域のデータセンターIT電源設置容量が、2028年までに94.4GWに達すると予測しています。

同社のレポートには日本は含まれておらず、この数字に達するまでのデータセンターIT電源容量の5年間の複合年間成長率(CAGR)は、14.2%と予測しています。

IDCはレポートの中で、データセンターのIT電源容量への支出は前年比(YoY)で9.6%増加しましたが、2024年の市場成長率は、2倍の18.3%になると予測していると付け加えました。

この増加の主な要因は、地域全体で数多くのハイパースケールデータセンターの出現とインフラ近代化への取り組み、そしてAIブームであるとしています。

IDC Asia/Pacificのデータセンターリサーチ担当シニアリサーチアナリストであるMikhail Jauraは、「デジタルトランスフォーメーションと生成AIがデータセンターの形を変え、アジア太平洋地域における前例のない成長と、技術的進歩を促進しています」と述べました。

さらに同氏は、「データのローカライゼーションに関する法律により、企業は、ITインフラが急速に発展しているこの地域の統一されていない規制を遵守するために、ワークロードをどこに配置し、どのように処理するかを再検討する必要性に迫られています」と付け加えました。

電力不足とサプライチェーンの途絶は、世界中と同様、データセンターの成長にリスクをもたらします。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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