Nvidia、液冷式A100 PCIe GPUカードを販売へ、エクイニクスが試験導入

Nvidiaは、第3四半期にサーバーGPU「A100」用の液冷式PCIeカードの販売を予定しています。

これに続く2023年初頭には、次世代チップ「H100」用の液冷式PCIeカードの販売も予定されています。

同社は以前、液冷式A100を提供していましたが、自社のHGXサーバーボードに搭載されるSXMフォームファクタでのみ提供していました。新しいPCIeフォームファクタは、より広く利用できるようになり、今年後半には約12社のサーバーメーカーがこの GPU の搭載を予定しています。

その中には、ASUS、ASRock Rack、Foxconn Industrial Internet、Gigabyte、H3C、Inspur、Inventec、Nettrix、QCT、Supermicro、WiwynnおよびxFusionなどの企業が含まれています。

空冷式ではPCIeスロットが2つ必要となるのに対し、 ダイレクトチップ冷却 カードではサーバー内の1つのPCIeスロットだけで使用できるようになるとのことです。

同社は、エクイニクスと共同で新しいサーバーのテストを行ったとし、空冷式のA100と同等の性能を持ちながら、消費電力を30%抑え、また使用ラックも66%抑えられたと主張しています。

Equinix Metal部門トップのザック・スミスは、次のようにコメントしています。「これは、私たちのラボに導入された初の液冷GPUであり、AIを活用したサステナブルな方法を模索する私たちのお客様にとってエキサイティングなことである」

「これは旅の始まりだ」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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