NvidiaがHPCストレージのExceleroを買収

2014年に設立され、イスラエルのテルアビブに拠点を置くExceleroは、IO集約型のワークロードを持つ顧客向けに高性能ストレージソリューションを提供しています。同社はNVMeフラッシュドライブの仮想アレイを、パブリックおよびプライベートクラウドで利用可能なブロックストレージとして管理および保護するNVMeshソフトウェアを開発しました。

買収の条件は明らかにされていません。

ExceleroのCEO兼共同創業者であるYaniv Romem氏は、「ハイパフォーマンスコンピューティングとAIに対する需要が急増している中、ExceleroチームはNvidiaに参加することになりました」と述べています。「私たちはNvidiaと協力して既存の顧客を確実にサポートし、今後はブロックストレージの専門知識をNvidiaの世界クラスのAIおよびHPCプラットフォームに適用することに興奮しています。」

Nvidiaに買収されたMellanoxは、以前Exceleroに投資していました。Nvidiaは、契約を守ることでExceleroの顧客をサポートし続け、最終的にはその技術をNvidiaのエンタープライズソフトウェアスタックに統合すると述べています。

Exceleroは、4回めの資金調達ラウンドで3500万ドルを調達していました。投資家には、Western Digitalのベンチャー部門、Battery Ventures、Qualcomm Ventures、Square Peg Capitalなどが含まれています。

NvidiaはHPCwireに対し、既存の顧客契約を保守モードでサポートし続ける一方で、今後のExcelero製品は販売中止となると述べています。さらに、Exceleroブランドは継続されず、Exceleroが独立した部門として運営されることはないとのことです。

Nvidiaは、予定していたArmの買収を逃したものの、最近、HPCクラスタ管理会社のBright Computingも買収しています。

先週、Nvidiaはサイバー攻撃を受け、専有情報がオンラインで公開されていることを確認していますた。Samsungも同じLAPSUS$グループの被害に遭ったようで、約190GBの情報を失い、ネット上に流出し始めています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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