Googleが米国とインドで3件のPPAを締結
ネットゼロ事業への取り組み促進のため、インドと米国で3件のPPAを締結
Googleは、インドと米国で3つの主要な電力購入契約(PPA)を締結し、同社が事業を展開する全ての送電網で、24時間365日カーボンフリーのエネルギーの実現をサポートします。
インドでは、2つのPPAが発表されました。最初の契約は、インドの自然エネルギー開発業者Adaniと、グジャラート州のカヴダ太陽光・風力ハイブリッド・プロジェクトから得られる電力について締結されました。
現在開発中のこのプロジェクトは、フル稼働時には総発電容量が30GWとなり、世界最大の再生可能エネルギーパークになります。プロジェクトは、2026年12月に完工する予定です。
Googleのインド市場における2件目のPPAは、Brookfieldが支援するClean Max Enviro Energy Solutions(CleanMax)とのものです。この契約に基づき、CleanMaxはラージャスターン州の66MWの太陽光発電と、カルナータカ州の59.4MWの陸上風力発電からなる125.4MWの容量を開発します。
このプロジェクトは、2025年第4四半期に商業運転を開始する予定です。
これらのPPAの詳細については明らかにされていません。
Googleは、3月に交渉を進めていたナビムンバイの区画を含め、インドで複数の重要なデータセンター事業を展開し、これまでにもナビムンバイとノイダのデータセンターで、スペースをリースする契約を結んでいます。
米国では、GoogleはEnergyReと12年間のPPAを締結しました。同社は、無名の435MWの太陽光発電プロジェクトからエネルギーを購入します。
EnergyReはこのプロジェクトを開発・所有・運営し、そこから発電された電力と再生可能エネルギークレジット(REC)をGoogleに供給します。
Googleのデータセンターエネルギー部門のグローバル責任者であるAmanda Peterson Corioは、この契約について次のようにコメントしました。「2030年までに全てのGoogleキャンパスを24時間365日クリーンな電力で運営するという目標に向けて前進を続けるなかで、私たちは常にグリッドへの新しいクリーン電力の供給を加速する機会を探しています。」
Googleは、2024年までに複数のPPAを締結してきました。これには、日本市場への初進出も含まれており、株式会社クリーンエナジーコネクト、自然電力株式会社と、2件のPPAが締結されています。
さらに、Googleの米国市場での動きは特に活発で、インディアナ州ではEDPRと、ネブラスカ州ではNextEra Energyとそれぞれ太陽光発電PPAを締結しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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