PDGが上海のデータセンターに2,000枚の太陽光パネルを設置
年間1,030MWhの太陽光発電を予定
データセンター会社Princeton Digital Group(PDG)は、中国・上海にあるSH1データセンターの屋上に2,000枚のソーラーパネルを設置したことを発表しました。
同社は最近のLinkedInの投稿で、これらのパネルが年間1,030MWhを発電し、25年間の寿命で、約25,700MWhになると述べました。
この電力は現在、SH1データセンターでフルに使用されており、8,221トンの石炭に相当すると見積もられています。
上海のSH1データセンターは2021年に稼働を開始し、42.3MWのIT容量を提供しています。同社は中国国内において、北京で2施設、南京、広州、南通、西安で各1施設を運営しています。
PDGは、データセンターを再生可能エネルギーまたはゼロカーボンエネルギーに移行することへコミットしており、2030年までにScope 1とScope 2の排出量をネットゼロにする計画です。同社は昨年6月、インドのデータセンタープロジェクト向けに太陽光エネルギーを調達する契約を結びました。
PDGは2017年にWarburg Pincusの支援を受けて設立され、現在は中国、シンガポール、インド、日本、インドネシア、マレーシアで、20のデータセンターを建設または運営しています。現在計画されているポートフォリオは、フル稼働時には合計600mw以上になります。
中国の天津では今年初め、Tencentが新たに太陽光発電マイクログリッドを設置し、6,000世帯の電力を賄うのに十分なエネルギーを発電しました。
APAC地域内では、マイクロソフトが最近シンガポールで200MWのPPAを締結しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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