ByteDance、2030年までにデータセンターのカーボンニュートラル実現へ

人気動画共有アプリ「TikTok」を運営するByteDance社は、2030年までにカーボンニュートラルを達成することを約束したことを発表しました。

このコミットメントの一環として、ByteDanceは、2030年までに、業務上の排出量を少なくとも90%削減することを目指します。残りの10%は、科学的根拠に基づく国際的な基準に沿った高品質のカーボンオフセットによって対処する予定です。同社はブログ記事で次のように述べています。

「当社のグローバルデータセンターは、当社の製品やプラットフォームにおいて、クリエイティブでユーザー中心の体験を提供するために重要な役割を担っています。私たちはデータセンター全体で再生可能エネルギーへの移行を開始しており、本日より2030年までにグローバルな事業で使用する電力の100%を再生可能エネルギーで調達することも約束します。」

この計画は順調に進んでおり、TikTokは最近、100%地元の再生可能エネルギーで稼働するノルウェーの新しいデータセンターを発表しました。

「ByteDanceでは、当社の製品やプラットフォームを利用する人々、そしてそれらを作成・維持する人々によって、モチベーションが高められています。私たちは、ユーザーのために新鮮で新しいアイデア、アプリ、プラットフォームを生み出す能力を生かし、ユーザー中心のグローバルな存在として、オンとオフの両方への影響に留意しています。有意義なサステナビリティ・アプローチは、ビジネス、私たちのコミュニティ、そして私たちを取り巻く世界にとって良いことです。」

最後に、ByteDanceは、科学的な基準に沿って、当社のバリューチェーン全体で排出量を脱炭素化することを目指しています。2023年末までに、当社のアプローチに関する詳細な情報を共有する予定である、と同社は述べています。オフラインで行っている作業に加え、同社の製品やプラットフォームの多くが、ユーザーが持続可能性関連のコンテンツを作成し、コミュニティと共有するためのチャネルとして機能していることを認識しています。

2022年には、TikTok、Douyin (抖音) 、Toutiao(今日头条) 、Xigua (西瓜)  といった当社のプラットフォームで、サステナビリティ関連のコンテンツや会話が数十億ビューを獲得しました。私たちは、この情報をプラットフォーム全体で事実かつ正確に保つための重要なステップを踏んでいます。

W.Media (Venkatesh G.記者)より抄訳・転載

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