CyrusOne、カーボンニュートラル目標時期を2030年に前倒し

サステナビリティ目標を10年前倒しで達成

データセンターの CyrusOne は、カーボンニュートラルの目標を 10 年前倒しで達成しました。

同社は今週、2030年までに気候変動に左右されない企業になるという公約を加速させる計画を発表し、これまでの2040年の公約を10年前倒ししました。

このマイルストーンを達成するために、CyrusOneは新規および既存のデータセンターの「エネルギー効率の改善を継続」し、「加速度的に」再生可能な電力を調達し、従来のディーゼルバックアップ発電機に代わるゼロカーボン型の代替手段を検討するとしています。

今年KKRに買収された同社は、欧州の施設が2021年から再生可能電力で稼働していると述べています。

CyrusOneの環境衛生・安全・持続可能性担当副社長であるKyle Myersは、「お客様の二酸化炭素排出量削減への取り組みに刺激され、私たちも取り組みを加速させることができました」と述べています。「2040年までに気候変動に影響を与えないという以前の目標は、当時としては野心的なものでしたが、もはや十分な野心とは言えなくなってきています。私たちは、この10年の終わりまでにカーボンニュートラルを達成するだけでなく、脆弱な地域における水の消費量を減らしながらそれを実現することを計画しています。」

CyrusOneは、2020年9月に2040年までにカーボンニュートラルを達成するという当初の誓約を行いました。今回の動きは、CyrusOneが加盟している欧州の気候ニュートラルデータセンター協定の目標に沿うものとなっています。

AirTrunkやDigitalBridgeなどの企業は、2030年までにカーボンニュートラルを実現することを約束しています。AWS や NTT などの企業は、2040 年までにこの目標を達成することを約束しています。

Digital Realty は、2030 年までに Scope 1 と 2(直接・間接排出)の排出量を 68%、Scope 3(バリューチェーンにおける間接排出)の排出量を 24% 削減することを約束しています。エクイニクスは、2030年までに排出量を50%削減し、その日までに施設内ですべての再生可能エネルギーを使用することを約束しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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