Appleが巨大風力タービン2基に投資、Viborg DCへの電力供給へ

Appleは、同社のViborgデータセンター(デンマーク)への電力供給を賄う目的で、世界最大規模の2基の陸上風力タービンへの投資を行うと発表しました。

同社は2030年のカーボンニュートラル目標の一環として、North Jutland(北ユラン地域)のThistedに建設された太陽光発電所からエネルギーを購入していることも明らかにしました。

Esbjerg(エスビアウ町)の近くに設置される巨大タービンは、高さ200メートルで、合わせて毎年約62ギガワット時を提供します。余剰電力はデンマークのエネルギーグリッドに送られます。

Esbjerg風力プロジェクトは、 North Jutland(北ユラン地域)のThistedに建設された50MW規模のHanstholmvej太陽光発電所の完成に続く動きです。

公的助成金を利用せずに建設されたデンマークで最初の太陽光発電プロジェクトは、8月にEuropean Energyからドイツの投資管理会社LHI Groupに売却されました。

契約金額の詳細は不明ですが、European Energyが太陽光発電所の運用を継続することは判明しています。同社はまた、巨大タービンの建設とその運用にも関与します。

Viborg DCがようやく開設!

発表の時点で、Viborgデータセンターがようやく稼働開始しました。この施設は、当初計画されていた3か所のデータセンター(アイルランドに1か所、デンマークに2か所)のうちの唯一の生き残り施設です。

2番目のデンマークのデータセンターは、Aarbenraa(オベンロー)の9億1,100万ドル規模の施設でしたが、期限を過ぎても建設が滞り、最終的にAppleは中止を判断しました。

実はViborgサイトも過去、問題に直面していました。2019年にAppleは、2018年9月~2019年4月の指定期限内にデータセンターの建設を完了させられなかったため、建設請負業者との契約を終了しました。

Viborgサイトの建設は、Appleがアイルランドの子会社Oconeeを通じて2,300万ドルで土地を購入した後の2016年に始まりました。

Appleはまた、Viborgの計画の発表と共に、アイルランドGalway州Athenryでの8億5,000万ユーロ(10億ドル) 規模のデータセンター建設計画も発表しましたが、そのデータセンターも問題に直面しました。

Appleは、長期に渡る遅延の後、そのデータセンター計画を中止することになりました。

地方自治体がサイト建設許可を与えたにもかかわらず、このプロジェクトは地元住民の亀裂を引き起こしました。そして同社は、反対住民からの訴訟のループに陥りました。

グリーンアップル

Appleは7月に、サプライチェーンのグリーン化を含め、2030年までに事業全体をカーボンニュートラルとする目標を発表しました。

Appleはその発表の中で、サプライヤーに対してフォローを求めるロードマップを公開しました。同社のデータセンターは既に2014年以降( PPA を通じて)再生可能エネルギーにて電力が供給されていますが、今後は販売される全てのAppleデバイスが気候変動への影響を実質ゼロにすることを望んでいるとしています。

2020年環境進捗報告書の中で、Appleは2030年までに約75パーセントの排出量削減を目指すとし、残りの25%については革新的な方法を開発していくと明らかにしました。

簡単に言うと、これは、電子機器やその他デバイスのより良いリサイクル方法、材料の調達、および前記材料の再利用を意味します。

同社によりますと、このような対応により、2019年の二酸化炭素排出量は430万メートルトン削減されたとしています。

Appleはまた、サプライヤー向けのグリーンプロジェクトに最大1億ドルを投資できるUS-China Green Fundなどの投資ファンドとのリンクも確立し、より多くのグリーンエネルギープロジェクトの開始を目指しています。

さらに、アリゾナ州やオレゴン州での風力および太陽光発電プロジェクトについても発表しました。

Data Center Dynamics

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