Google、クラウドワークロードの炭素強度を追跡する機能を導入

ITワークロードのカーボンレポートを理解し改善するには、透明性が重要です。 Googleは現在、Google Cloudで実行されている顧客アプリケーションのカーボンインパクトに関する詳細なデータを提供しています。

大量のITワークロードのクラウド化が進む中、クラウド事業者がESGレポートを提供していることは喜ばしいことです。

Googleのカーボンフットプリントツールは、顧客が最も環境に優しいアプリケーション構成を設計するための新しいツールや、エネルギーを使用しているアイドル状態のクラウドアプリケーションを停止するためのツールなど、気候変動に焦点を当てた一連の発表の一つです。

同社は企業の二酸化炭素排出量の把握と削減を支援する一環として、クラウドを利用する顧客に二酸化炭素排出量を通知し、環境分析のために衛星画像を初めて公開します。

さらに同社は顧客がESGやカーボンレポートを改善できるよう、より詳細な情報を提供し始めています。これは、ステークホルダーから気候変動を考慮した事業運営の見直しを迫られている顧客に、重要な情報を提供することを目的としています。

この新しいカーボンフットプリントレポートツールは、マイクロソフトがすでに提供しているものと同様に、顧客データの保存や処理に使用された電力に関連する排出量を表示します。

メキシコのカンクンで開催されたCOP-16で発表された「Google Earth Engine」は、長期的な気候予測と過去のデータの両方を生成するモデルを使って、気候と気象を追跡することができます。

Earth Engineを正しく使えば、サプライチェーンの持続可能性を確保し、異常気象による操業上の課題を予測することができます。ユニリーバ社は2020年9月から、持続可能な商品調達戦略の一環として、この技術を利用しています。



Digital Infra Network (Dan Scarbrough 記者)より抄訳・転載



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