BW Digital社、ニュージーランドのHawaiki Submarine Cable社を買収

独立系通信会社Hawaiki Submarine Cable Limited は、事業をBW Digital Pte. Ltd.に売却しました。

BWグループは、タンカー、ガス、オフショアなどの分野で世界有数の海事グループです。エネルギーのバリューチェーンに沿って、エネルギー輸送とインフラサービスを提供しています。

Hawaikiはニュージーランドのオークランドに本社を置き、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ領サモア、ハワイ、アメリカ西海岸のオレゴンを結ぶ、総延長15,000kmの海底ケーブルネットワークを構築しています。今回の取引の財務詳細は明らかにされていません。

同社のケーブルシステムは3億5600万人のユーザーに利用されており、25年の設計寿命が保証されているため、少なくとも2043年までは使用可能であると同社幹部は述べています。

Hawaiki社の現在のチームは引き続き事業を管理し、この取引は適用される規制当局への届出と承認を待つばかりとなります。

HawaikiのCEOレミ・ガラッソーは次のように述べています。「お客様やパートナーの支援を受けて海底ケーブル事業を成功させた当社は、会社を次の発展段階に導くことができる新たな長期株主を探すプロセスを開始しました。

BW社は、海事・テクノロジー関連資産の成長に優れた実績があり、最高水準のガバナンスと、世界的な大手銀行との関係や資本市場を通じた資本への強力なアクセスを兼ね備えています。事業立ち上げから3年が経過し、同社の歴史に新たな頁を加える時が来ており、BW社はこの急成長中のビジネスにとって理想的な株主であると確信しています。」

BWグループ会長のアンドレアス・ソーメンパオは、「BWグループは、生産、輸送、流通にまたがる資産を持ち、海上輸送とインフラに深い伝統を持っています。

当社の戦略は、海を越えて各国をつなぐことを支援すると同時に、環境への影響を低減することであり、最近では、風力発電設備用の船、浮体式風力発電、バッテリー、太陽光発電、その他の持続可能な技術への投資を行っています。Hawaikiはこれらにフィットして、次の発展段階でチームをサポートできることを嬉しく思います」と述べています。

Hawaikiケーブルは、ヒルズボロのFlexential、シアトルのWestin Building Exchange、ロサンゼルスのCoreSite、サンノゼとシドニーのEquinixなど、海岸ごとに異なる事業者の施設に着地しています。

W.Media (Venkatesh G記者)より抄訳・転載

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