テキサス州DFWに2.5MWの液浸冷却データセンターが建設予定

新興企業EG AIが施設を活用しAIサービス提供へ

テキサス州ダラス・フォートワース(DFW)地域で、新たなデータセンターの建設が始まりました。

ダラスを拠点とするAIインフラ企業EG AIは今週、ダラスにおいて、単一テナント向けの液浸冷却GPUデータセンターの起工式を行ったと発表しました。施設は5,000平方メートル(約5万3,820平方フィート)、2.5MW規模で、2027年の完成が予定されています。

同社によると、この液浸冷却データセンターは、完全なデータ主権と高密度GPU性能を必要とする中堅企業、医療機関、金融サービス企業、さらに厳しい規制を設けている業界向けに、専用のAIコンピューティング能力を提供するよう設計されています。

EG AIのCEOであるDennis Finsterは、次のように述べています。「DFW地域で進行中のインフラ構築において、中堅規模の市場は構造的に取り残されてきました。ハイパースケーラーは大規模用途向けに構築しているため、最低利用規模が大きすぎますし、システム構成も共有されているため、規制を設けている業界が求めるコンプライアンス要件を満たせません。私たちはこのギャップを埋めるためにEG AIを設立しました。単一テナントで、液浸冷却法思惟を採用し、専用インフラが必要でソブリンデータを妥協できない事業者のために構築されています。」

詳細はまだ公表されていませんが、地域住民向けの説明資料によると、同社はダラスの南約44マイルに位置するナバロ郡ライス市で施設の建設を進める予定です。また、同社のウェブサイトからは、このプロジェクトは倉庫を改装してデータセンターにする計画であることがうかがえます。

EG AIはさらに、HIPAA、CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)、SOC 2といった各種コンプライアンスに完全準拠した、米国で運用される中堅・大企業向け大規模言語モデル「EG GPT」の開発も進めていると報じられています。さらに、AIを活用した音声アシスタント「EG Voice」の開発にも取り組んでいるとのことです。ソフトウェア面では、スイスのソフトウェア企業Be Braveと提携しています。

CEOのDennis Finsterは、以前はドイツの音楽ソフトウェア企業Listifyに在籍し、スイスでは暗号資産マイニング事業も手掛けていました。COOのDanny Cruzは、データセンターやビットコイン関連プロジェクトのコンクリート工事を手がけるDACP ConstructionのCEOでもあります。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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