
Amazon がバージニア州北部新本社の建設を一時休止
レイオフやリモートワークに伴い巨大な新オフィスが現実的でなくなる中
Amazonがバージニア州北部の巨大な新キャンパスの建設を一時休止しました。
同社は、レイオフやリモートワーク文化の発展を建設中止の理由に挙げています。ただし同社は、メトロポリタン・パークとして知られる210万平方フィート(195,000平方メートル)の開発地の2つのオフィスタワーに8,000人以上の従業員を収容する「アーリントン計画」の第一フェーズについては完了させる予定です。なお、同社は現在、18,000人以上の従業員の解雇を予定しています。
第一フェーズは今年の夏に開設される予定ですが、第2フェーズである「PenPlace」は無期限で一時休止とされています。これは、3つのオフィスタワーと、多くの人たちがウンチの絵文字のようだと例えた「Helix」と呼ばれる螺旋状のタワーを備える280万平方フィート(26万100平方メートル)のキャンパスをさらに追加する予定でした。
第2フェーズの起工は、当初、今年の初めに予定されていました。「我々は常にスペース計画を評価し、我々のビジネスニーズに合っているか、また従業員にとって素晴らしい体験ができるかを見極めている」Amazonの不動産チーフJohn Schoettler氏はBloombergに対しこのように述べています。
「そして、Met Parkには14,000人以上の従業員を収容できるスペースがあるので、PenPlaceの起工を少し遅らせることにした」
この減税措置は、2017年にAmazonが第2本社の最良の条件を求めて、都市と州を対立させることで物議を醸した後に行われました。最終的にはバージニア州とニューヨーク州に新本社を分けることで決着しましたが、後者のプロジェクトは地元や政治家の反発を受け、棚上げとなりました。
Amazonは、ワシントン州ベルビューとテネシー州ナッシュビルでのオフィス建設プロジェクトについても、ハイブリッドワークの世界に向けた設計を見直すとして、一時休止しています。先月、AmazonのCEOであるAndy Jassy氏は、従業員が週に3日以上オフィスに復帰することを義務づけると発言しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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