カンザスシティのデータセンター・キャンパスにMetaが最初のテナントとして入居

Facebook、Instagram、WhatsAppを運営するMetaが、ミズーリ州カンザスシティに新設される大規模データセンターキャンパスの最初のテナントになるようです。

ゴールデン・プレインズ・テクノロジーパーク(別名プロジェクト・ベルベット)の計画は、昨年初めて提出されました。Black & Veatchの子会社である地元の開発業者Diode Venturesは、3つのゾーンに16棟の建物を建設し、最大550万平方フィート(約51万平方メートル)のデータセンター建設を目指します。

Biz Journalによると、Metaはキャンパスの375エーカー以上を占有する予定で、パーク内に3つのビル開発が計画されています。

BJによるとMeta社の入居は公には発表されていませんが、複数の不動産関係者がその計画を知っていると語ったといいます。

ゴールデン・プレインズ・パークは、同市北部のプラット郡とクレイ郡沿いにある760エーカー以上の未開発の土地で、N.W. 128th StreetとUSハイウェイ169の交差点の南西角に計画されています。このキャンパスは、2032年にフル稼働に達する予定です。

Diode社のほか、郡当局に提出された計画には、デラウェア州のコーポレーション・サービス・カンパニーを通じて登録されたペーパーカンパニーであるVelvet Tech Servicesという会社も含まれており、現在はMetaの存在が明らかにされているようです。

BJによると、3つの地域のうち1つの地域で行われる開発の第1フェーズでは、375エーカーの敷地に3棟のデータセンターが建設される予定だそうです。Metaがテクノロジーパークの他の2つの地域に入居するかどうかは不明です。

先月の委員会では、 Velvet Tech Services の代理人である弁護士が、水道管の延長により、プロジェクト・ベルベットの最初の2棟の開発が可能になると述べました。この2棟は承認された計画では601,955平方フィートのデータセンターと50,000平方フィートの付属建物として表記されていました。第2フェーズの拡張工事では、さらに2棟の601,955平方フィートのデータセンターを整備することが可能です。

このプロジェクトに詳しい関係者によると、カンザスシティ周辺のデータセンターに対してMeta社およそ5年前から興味をもっていました。Facebookは、クレイ郡、プラット郡、ジョンソン郡、ワイアンドット郡など、州境の両側で土地の候補地を探していたのです。

昨年、カンザスシティ市議会は、このプロジェクトに対して最大82億ドルの税制優遇措置を承認しています。

Facebookの運営会社Metaは2021年に大規模な拡張を行った後、2022年にはテネシー州のギャラティンデータセンターキャンパスの拡張計画を発表し、アイダホ州の新しいデータセンターを発表し、スペインでの新しいキャンパスを静かに計画しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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