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インド国営RailTelが鉄道網に100以上のエッジデータセンターを設置するためのパートナーを募集中

全国の町や都市に100kWの施設建設を検討中

インドのRailTelは、国内鉄道駅に100以上のエッジデータセンターを構築・運営するためのパートナーを求めています。

政府系企業の同社は今週、提案されているエッジ施設の開発と管理を行う20年間のパートナーシップについて、関心表明要請(EOI)を発表しました。プロジェクトの推定総額は約500ルピー(6700万ドル)です。

「RailTelはデータ革命とテクノロジー主導型経済の成果を半農村部や農村部の住民にも享受してもらうため、革新的なプラットフォームを構築する最前線に立っています」と同社は述べています。「このため、インド全土の半農村部や農村部の近くにエッジデータセンターを設立する必要があるのです」。

EOIによると各拠点の容量は5KWラック20台程度で、300平方メートルから428平方メートルのスペースを占めると予想されていますが、これは個々の拠点におけるスペース、電力、その他の要因の都合により異なる可能性があります。

RailTel社のCMDであるPuneet Chawlaは、次のように述べています。「このような地域密着型のデータセンターを活用することで、デジタルスキル、金融包摂、デジタルリテラシーなどに関連する低レイテンシのアプリケーションを地方に提供することが可能になります。エッジデータセンターは、これらの地域の人々により良い経験を提供し、デジタルサービスの導入を支援し、デジタル経済に貢献することでしょう。」

エッジ施設の「暫定的な」場所のリストには、全国102の鉄道駅が含まれています。ナビムンバイ、チェンナイ、ノイダといったインドの伝統的なデータセンターの拠点は除外されていますが、スラート、プネ、ラクナウ、ジャイプルといった主要都市が含まれています。ほとんどの場所で、通信回線や基本的なインフラとともに、RailTelのPoP(Point of Presence)が利用可能です。

RailTelはインド鉄道と協力して必要な土地を確保し、必要な接続性を提供する予定です。自社のデータセンターの要件は商業ベースで優先される必要があり、計画容量の20%程度を必要とすると述べています。

同社はインドの通信インフラの近代化を目的に2000年に設立され、国内の鉄道網に沿ったファイバーを所有しています。そのネットワークは、6万キロメートル以上の路線に沿って走り、インド全土の6000以上の鉄道駅をカバーしています。インド鉄道および鉄道省が所有するRailTelは、グルグラムとセキュンダラバードにTier-III認定の2つのコアデータセンターを持ち、そこからコロケーションサービスを提供しています。

本事業に関心を持つ事業者は1月28日までに申請書を提出する必要があります。

フランスの国営鉄道会社SNCF(Société nationale des chemins de fer français)は昨年、自社の鉄道ファイバー網の空き容量を利用してファイバーサービスを提供する新会社を設立しました。また英国のNetwork Railは、鉄道通信網の予備容量を商業化する権利と引き換えに、最大10億ポンドの投資を行う民間企業を募集しています。

Telecoms.comによるとSNCFは他の多くの鉄道事業者と同様に、自社の接続ニーズをサポートするために古い銅ケーブルをファイバーに置き換え、現在は余剰容量のマネタイズを検討しているとのことです。

ロシアでは昨年、ロシア鉄道が地元の通信事業者Beelineと新たに提携し、データセンターの空き容量を収益化することに成功しました。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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