ウエスタンデジタル、キオクシアとの合併に向け、Apollo社およびElliott社から9億ドルを調達

データストレージ会社のウエスタンデジタルは、プライベートエクイティファンドのApollo Global ManagementとElliott Investment Managementから9億ドルの資金を調達しました。

ウエスタンデジタルがフラッシュ事業を分離し、メモリーチップメーカーのキオクシアホールディングスと合併する計画を進めている中、転換優先株の売却が行われました。

ウエスタンデジタルCEOのDavid Goeckeler氏は、「今回の投資は、同社を適切に資本化し、将来の戦略的意思決定のための選択肢を保持するための包括的な支援と評価プロセスの結果である」とコメントしています。

「我々はApolloとElliottに多大な敬意を払っている。両社とのパートナーシップと経験豊富な資本投資家としての視点は、ウエスタンデジタルの戦略的見直しの次のステップを促進するのに役立つと思う。我々は、価値創造という目標を推進し、株主にとって最良の戦略的結果を最終的に得るべく、共に取り組むことを楽しみにしている」

アクティビスト投資家のEliottは昨年、ウエスタンデジタルに対し、2015年に190億ドルでサンディスクを買収後、運営していたフラッシュ事業を分割するよう求めていました。

ElliottのマネージングパートナーJesse Cohn氏とシニアポートフォリオマネージャーJason Genrich氏は、共同声明で次のように述べています。「我々はこの投資に参加できることを嬉しく思っており、ウエスタンデジタルが今日まで戦略的検討プロセスにおいて進展していることを心強く思っている」

「我々の参加は、同社がHDDとフラッシュ両事業の価値を最大限に発揮できるよう、戦略的資源と追加資本を提供するという前回の申し出に続くものである」

この出資の一環として、ApolloのReed Rayman氏が同社の取締役に就任しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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