EdgeConneXがイスラエルのGlobal Data Centerを買収

EdgeConneXは、イスラエルに拠点を置くGlobal Data Center(GDC)の買収に合意したと発表しました。

2013年に設立されたGDCは、テルアビブ近郊で2か所の地下データセンターを運営しています。買収条件は明らかにされていませんが、地元メディアは約2億ドルの価格ではないかと報じています。

Global Data Centerは、ヘルズリヤで4,500平方メートル(48,400平方フィート)のデータセンターを運営しており、そして今年、ペタティクバに2番目の施設を開設しました。

3,000万ドルを投じて建設されたそのサイトは、第1フェーズで6,000平方メートル(64,600平方フィート)の広さ、15MWの電力が利用可能となっています。

「GDCの買収により、EdgeConneXのグローバル拠点を中東地域に拡大できることを嬉しく思う」EdgeConneXのCEOであるRandy Brouckman氏はこのように述べています。

「これまでと同様、当社はお客様にフォーカスし、お客様が求める容量を、お客様が求める場所で、お客様が求める時に提供することを目指している。イスラエルの場合、GDCの優秀なリーダーシップチーム、強力な運用実績、既存のインフラは、すでに市場で確立されているプレミアムプラットフォームを用いた既存ソリューションを提供することで、これらのニーズを満たすことを加速させてくれる」

投資グループのEQT Infrastructureは、2020年にEdgeConneXを買収し、そのグローバル展開の資金を支援しています。

同社は米国の6か所のデータセンターに20MWを追加したほか、スペインとチリにも新たなデータセンターの建設を行っています。また今年、インドではAdani Enterprise社との合弁会社を設立し、今後10年間でインド国内で1GW規模のデータセンター容量を開発していくと発表しました。

「EdgeConneXは、世界40以上の市場に約50のデータセンターを擁するグローバル・データセンター・プラットフォームを構築してきた10年以上の経験を生かし、ハイパーローカルなエッジ施設から ハイパースケールデータセンター ・キャンパスまでを網羅している」Global Data Centerの創設者兼CEOのMoshe Lasman氏はこのように述べています。

「私たちは共に、イスラエルのローカルなデータセンター・インフラストラクチャーのニーズと、世界各地のグローバルなニーズに最適なサービスを提供していく」

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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