Googleは2018年にZoom買収を検討していた?
Googleは2018年時点でZoomの買収を検討していたようだと、The Informationはレポートしています。
最終的に、GoogleはZoomの買収に反対し、競合する選択を選んだようです。
逃した魚は大きい
さかのぼること2018年、「数千名の」Googleスタッフは自社製品のHangouts Meetの代わりに Zoomを使用しており、Zoomを買収するというアイデアがGoogle Cloud社員の間で温められ始めたようです。
Googleは、Zoomの「リーズナブル」な価格体系を評価し、Google Cloud上でサービスを実行した場合のコスト計算と同時に、その他のビデオ会議システムの買収も検討していました。しかし、議論はそれ以上進まず、代わりに独自プラットフォーム(現在はGoogle Meetに名称変更)に賭ける事にしました。GoogleはThe Informationに対し、買収を真面目に検討したことは一度もない、とコメントしています。そしてZoomは競合のMicrosoftからの複数回の買収打診を断ったと報告されている中で、Zoomがはたして買収に同意するかどうかもわからないと。
新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の蔓延とそれに伴う世界的なロックダウンに伴い、ビデオ会議プラットフォームの重要性は強調されています。しかし、ビデオ会議サービスは各製品とも記録的な成長を遂げていますが、その中でもZoomは、最も多くのユーザーを獲得し、最も世間の注目を浴び、傑出したサクセスストーリーを実現しています。
Google Meetは数百万人の新規ユーザーを獲得しましたが、Zoomのブランド認知度との競合は難しいかもしれません。ニューヨークタイムズ紙は、3月下旬にGoogleの最高事業責任者のPhilipp Schindler氏が、Google Meetを使用して何千人もの同僚とビデオ会議を行っていた様子を報告しています。
そこで彼は、Meetが何年も前から提供されていたにもかかわらず、Zoomがなぜそこまで成功したのか?という質問に対し答えました。Schindler氏が質問に答えようとしたとき、たまたま彼の幼い息子が近づいて、「Zoomを使ってるの?」と尋ね、彼と友人がZoomをどれほど気に入っているかについて話し始めたようです(笑)(※ このエピソードについてGoogleの広報担当者からのコメントはありません)
Data Center Dynamics
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